File 261 緑秀楼

東総地域の産業を牛耳る「秀じい」なる人物が建造した、
秀じいグループの総本山というべき場所。
はたしてどのようなところなのか?


【名称】緑秀楼
【所在地】千葉県成田市所1218ー3
【HP】公式サイトの紹介部分


2016/06/XX 訪問

千葉県の東総地域の田園地帯を走ると、
ロードサイドに「秀じい」という単語とともに、
かわいらしいおじいさんのキャラクターをみかけることが多いと思います。

そういった地域のある程度の農業用品が販売されている道の駅に寄ってみると、
ほぼ間違いなく秀じいの堆肥が販売されています。

実は一度当HPに「File 048 日本一うまいそば・うどん」とのレポで登場しておりますが、
その店は残念ながら(?)暖簾を下ろしてしまいました。
このHPの記事が発端なら悪いことをした。スマソ。

さて、「秀じい」は何者なのか?というのは最後に記載するとして、
「秀じい」には、自らが建造したという、本拠地ともいえる場所があります。
その本拠地の名は「緑秀楼」。
ネーミングからしても、成功者の豪華な御殿のイメージしか思い浮かびません。

というわけでレポします。




成田、佐原の市境看板が見えるあたりの交差点。
秀じいの看板が非常に目立ちます。
その隣には上品な印象を与える、白地に黒文字の普通の看板にて、
緑秀楼の案内板があります。



看板の通りに進んでいくと、道中にこのような看板が出ており、
その地までは余裕でたどりつけると思います。

しかし、そこまでの道のりの脇は秀じいの農場となっているらしく、
そこで畑仕事をしている方の目がつきさります。
まるで来訪者を監視しているかのように・・・



というわけで到着。
駐車スペースには十分余裕があります。



駐車場の脇には、お金持ちしか作らなさそうな、石碑があります。

石碑には「秀」の1文字。
石垣の1つも、木々を見ても、植え込みの草もどれも非常に手入れがなされており、
この場所の「格」が感じられます。




そしてこの場所。一般の方でも入れるかというと・・・



「自由にご覧ください」と。
これはもう行くしかない。



入口から漏れ出るオーラ。
ここは間違いなく、高貴な人が住まわれる処。



戸から見える風景が絵になっています。



石畳、石段の隙間が美しいぐらいに一定で、
苔もついさっき植えたレベルはなく、長期間の庭造りで定着したような感じに見えます。



建物には入れないので、庭のほうへのアプローチを進むことになります。



これは凄い!
ここまでの庭を持っていたら鼻が高いでしょうな。
無関係の人にみせびらかしたくなってしまうが、ここまでくれば仕方ない。



訪問は6月ですが、秋から冬にかけては美しい景色がみられるのではと思います。



建物は控えめな戸建て。
そのせいで、庭の存在が際立っています。
市川や我孫子にあるような著名文人の家の庭と比べても遜色ありません。
非常にレベルの高い庭園として仕上がっています。
多方面に才能を発揮する秀じいの為せる業なのでしょうか。



さて、北総の地に数多のビジネスを築き上げた上、
この豪華な御殿を建ててしまった、「秀じい」とは何者なのか。

実は単なる創作のキャラクターで、実在するわけではありません。
そしてモデルとなったビジュアルの人物が社内にいるわけでもないようです。

もともとこちらの企業は住宅家屋解体の会社で、
イメージ向上のために「秀じい」なるキャラクターを起用。
そのキャラを用いた広報で様々な方向に事業展開したところ大成功。

全ての事業を天才的な人物「秀じい」の手により展開したかのような印象を残したため、
東総地域での大事業家キャラクターとなり、現在に至っているわけです。

とまあ、こんな場所でした。

現状でロードサイドに秀じいの新しい看板を見かけることから、
今後、北総から千葉県全域に広がっていき、
最終的に全国にその姿を轟かせることになるのかもしれません。

秀じいが全国的に有名になったら、秀じいは千葉県の企業のマスコットキャラクターです、
と貴方が伝える日が来るようになるかもしれませんよ・・・


以上、緑秀楼をお送りしました。

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