File 048 日本一うまいそば・うどん

四街道市のある住宅街の近くに、直売所があります。
その直売所の中で販売しているそば・うどんが、自称日本一とのこと。
実際に食べて真偽を確かめてみました。


秀じい農場直売所
【所在地】千葉県佐倉市吉見1234−1
【地図】googleマップ
【HP】秀じい農場のHP
【交通手段】京成臼井駅から南下、千代田団地の近く。


2009/01/31 訪問

ワタシが住んでいる八千代から南下するとき、16号の裏道として四街道をよく通ります。
そのときに通るたびにいつも気になっていたのが、この直売所。
なんらかの裏付けがなければ(ミシュランガイドで三つ星等)軽々しく名乗ってはいけないはずの、
日本一」の看板を掲げているので、真偽を確認するため、入ってみました。


ここが四街道にある、日本一の看板を掲げる直売所です。
名前は「秀じい農場直売所」のようです。


これが通るたびに気になっていた、日本一の看板です。
そば、うどんだけ別の書体です。
元は何が書いてあったか気になります。


直売所の建物。
道の駅によくある直売所と同じ雰囲気です。
早速入ってみます。


秀じいブランドの肥料。肥料って結構高い。


店内。普通に秀じい農場からの商品を直売しています。
値段は安いです。大根100円、キャベツ140円等。
近くに団地があるので、そこの住民でにぎわっているみたいです。


そして目的の「秀じい」の暖簾がかかった食堂。
13時半ごろに入りましたが、結構埋まっています。
25席ぐらいあるうち、15席は埋まっている感じでした。

システムは、揚げ物の具を皿にのせてレジにもっていき、麺類を注文する形です。
麺類の値段は500円〜600円。
具は100円〜120円といったところです。
本当に日本一美味いのなら、立ち食いそば屋を除き、
本業のそば屋顔負けのバーゲンプライズと言えます。


地方紙に載ったときの記事。
そばがメインで記事になっているので、そばを頼みます。

あと、これを見て気がついたのですが、
この店の営業時間は11:00〜14:30とかなり短めです。
訪問の際は注意しましょう。


今の時世、説得力がある産地主張。
まずい素材でうまい料理を作るのは、料理人の腕のみせどころ、
うまい素材でうまい料理を作るのは、料理をかじっただけの人間でもできます(俺的には)
なので、よほどの変なアレンジが無い限り期待できます。

注文を受けてから茹でているからか、結構出るのが遅いです。気長に待ちます。


20分ぐらい待って出てきたのがコレ。
かけそば550円
秀じいのごぼうかき揚げ110円
秀じいのやさいかき揚げ120円
合計780円です。

かけそばは茹でほうれん草が載っているだけのシンプルなもの。
使っている食器が高級感を演出しています。

さっそくいただきます。

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蕎麦は更科そばに近い感じの白い蕎麦なので、個人的にあまり好きじゃなかったです。
(※蕎麦の実の白い部分だけ使ったそば=更科そば)
上品な味なのかもしれんが、普通の蕎麦粉を使ったそばが食べたかった・・・。
歯ごたえも麺が細いのでイマイチ。このあたりは女性好みの味、という印象です。

つゆはというと、かつおぶしがかなり効いています。
かつおスープ薄しょうゆ味という感じで、一般的なそばつゆの味がしないような気がします。
一般的にウマイといわれるそばつゆの味(こんぶと干しシイタケを使う)で食べたかったな、と思いました。

かき揚げはウマイです。丸亀製麺で同じの食べられるけど。


というわけで俺的には、このそばが日本一とは到底認められません。
たまたま、盛岡のそば(田舎そば)が大好きなワタシには、
それに全く似ていない蕎麦が受け入れられなかっただけかもしれません。

個人差は当然ありますし、盛岡のそばが一番とは思わない人でしたら、
ここのそばが日本一である可能性も否定できません。
保田にある「夢のカレー」の「夢」と同じような意味で「日本一」の意味を受け取って、
ここのそばを食べるのも乙ではないかと思いました。


以上、日本一うまいそば・うどんをお送りいたしました。
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