File 267 キサラピアのシースルー観覧車

全国に数か所にしかない、シースルーゴンドラを搭載した観覧車が、
木更津の小さな遊園地にあるという。
はたしてどうのようなものなのか?

【物件名】木更津かんらんしゃパーク キサラピア
【所在地】千葉県木更津市金田東2丁目10番1
【HP】キサラピアのHP


2019/12/06 訪問

2012年4月、アクアラインのふもとに「三井アウトレットパーク木更津」が誕生しました。
それから4年後の2016年、アウトレットパークの隣にの敷地に、
小さい遊園地とともに、巨大な観覧車が建造されました。
そこの名前は「木更津かんらんしゃパーク キサラピア」。
経営はアウトレットパークとは関係ないようですが、相乗効果を期待されて作られたものではあると思います。

その遊園地にある観覧車が、全国の観覧車の中でも数個しかないという、
「シースルーゴンドラ」を搭載しているというのである。
その名前のとおり、ゴンドラ自体がスケスケなようで、他にはないような開放感が味わえるのかもしれません。

私がようやくここを訪れたのは、12月の平日休みの日。

まずはそれが期待外れでガッカリしないように、アウトレットパークで目的の買い物を済ませ、
ついでの気分で「木更津かんらんしゃパーク キサラピア」に向かいます。



アウトレットから徒歩1分かからない場所にある「キサラピア」です。
土日のアウトレットの混雑は、隣接する駐車場だけでは足りず、
この「キサラピア」を通り抜けしていくような離れた駐車を利用する必要も出てきます。
訪れたのは、そんな駐車場を利用する必要もない平日。

入口の門から見る限りでは、人の気配が感じられません。



遊園地への入園は無料で、アトラクションを利用するときにお金を払うタイプです。
そうじゃないと、通り抜けてアウトレットパークに行けませんしね。

それにしても平日は営業しないほうがいい気がするぐらい、人がいません。

ただ、遊具1つ1つには従業員が付いており、
人件費や遊具を動かす電気代のほうが売上より高そうな気がします。
アウトレットパークが隣なので、
止まっているとイメージがわるいので仕方なく、みたいな感じもあるかもしれません。



敷地内では迷う必要もなく、一直線で目的の観覧車前まで到着。



シースルーゴンドラがどういうものか探してみると・・ありました。
どうやら全36基中、4基がそれのようです。


その中に人が乗っているな・・と思ったら、従業員が一生懸命掃除していました。
シースルーが売りなのに、乗ってそれほどシースルーじゃなかったら白けてしまいますからね。



とりあえずチケットを手に入れなければ。



チケット販売機。
700円でした。もちろん購入。



そして入口へ。
普通とシースルーで乗り場が違います。
たぶんこういうのがあるってことは、混んでいるときはシースルーのほうが人気なんでしょうね。

もちろんシースルーのほうに入りますが、この日は自分以外のお客さんがいなく並ぶ必要もない。
乗り場でシースルーゴンドラがくるまで待機。



普通のゴンドラは普通です。はい。
高所恐怖症だとシースルーはまずいので、普通のゴンドラが正解なわけですが、
考えてみたら、高所恐怖症ならそもそも観覧車自体に乗らないような気がしますが・・・
あとはおぱんつを見せたk・・・なんでもないです。



しばらく待つと、待望のシースルーゴンドラ到着。
普通の観覧車と同じように乗り込みます。



おお、いい感じの透け具合です。


床には薄いビニール保護膜シートが貼られていますが、
人が居ないときに従業員が手入れしている成果なのか、
ガラス、アクリルには傷がほとんどありません。



ガラスの透明度が高く、骨組みの間から見える風景は、
一点の濁りもなくきれいに見えます。すばらしいシースルーぶりです。



三井アウトレットパーク木更津全体が見下ろせます。
このアウトレットはかなりデカいのですが、それを一目で見下ろせるほどですから、
かなり巨大な観覧車であると言えます。かんらんしゃパークの名前に偽りなし。



もちろんアクアラインもしっかり見えます。
この周辺に、これ以上の視点でアクアラインを眺められるのは、
羽田空港発着の飛行機ぐらいかな思います。



頂上付近、足の下はこんな感じです。
知らず知らずのうちに、足がフレームに乗ってしまいますね。にんげんだもの。



シースルーなので、単純に普通の観覧車より見える範囲が広いわけで、
いろいろな視点で風景をみたくなることにつながります。
そのため、最後まで飽きさせません。シースルーってよいものですね。


約12分ほどで空の旅が終わり、無事に木更津の地を踏みなおしました。


とまあ、こんな場所でした。

この遊園地に入ってから出るまでに、園内を歩いていたのは親子連れが1組だけ。
平日は間違いなく赤字ではないかと思います。
他のアトラクションは、見る限りでは小学生向けで中学生でも微妙なものばかりですが、
この観覧車だけは定期的に乗って、キサラピアを応援したくなるぐらい。
素晴らしいの一言しかありません。

そして、乗るのにオススメなシチュエーションは、対岸からアクアラインで千葉へ遊びに来ての帰り、ですね。

アクアラインは、週末の夕方、特に17時頃は大渋滞で車が動きません。
ドライブ、ツーリング帰りでアクアラインの渋滞にひっかかって、
のろのろ運転で無駄に体力と時間を浪費するより、
アウトレットを回り、シースルー観覧車に乗って美しい景色をを眺めて、
空いてくる19時ぐらいに流れに乗ってサクッと帰ってみてはいかがでしょうか。
そのほうが有意義だと思いますよ。

以上、キサラピアのシースルー観覧車をお送りしました。

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