File 248 万華鏡ギャラリー見世蔵

流山の昔の街並みを残す地域にある、
お茶屋さんを改修して作られた、万華鏡専門ギャラリー。
はたしてどのようなところなのか?

万華鏡ギャラリー 見世蔵(みせぐら)
【所在地】千葉県流山市流山2−101−1
【交通手段】流鉄流山線「流山」駅より徒歩5分、バイクなら横付け可、車は駐車場台数に限りあり。
【HP】万華鏡ギャラリー見世蔵のHP

2015/8/02 訪問

テレビ朝日のほぼ深夜番組「マツコ&有吉の怒り新党」。
マツコ、有吉のトークは私とほぼ同世代だけあって共感度は高いものがあり、
ダラダラ見るのにはいい番組かなと思っています。

その番組の中で、「新・3大○○調査会」というコーナーがある。
ある世界のなにげにすごいものを3つ選んで紹介する、というようなものだが、
他の番組では見ないような珍しい映像が多く、ツイッターの反応をみても人気のコーナーだと思います。

で、本題。

そのコーナーの7月某日の放映で「新・三大日本が誇る万華鏡作家」と銘打って、
スゴイ万華鏡作家3人の紹介がありました。

日本の万華鏡界のトップ、山見浩司さん。
複雑なテレイドスコープを作る、細野朝士さん。
万華鏡の世界大会で4度優勝の、中里保子さん。

3番目に紹介されている中里保子さんの作品が、
なんと千葉県の流山のギャラリーで常設展示されているとのこと。
というわけで本日訪問してきました。



やってきたのは流鉄流山線の流山駅。
流鉄流山線は馬橋駅と流山駅を6駅で結ぶ、6キロに満たないローカル鉄道です。
私は学生時代、新松戸という街で3年間ほどお世話になっておりましたが、
その新松戸駅から徒歩数分で着く「幸谷(こうや)駅」から流鉄に乗ったことは一度もありませんでした・・・
それほど微妙な場所にある電車だとわかっていただければと。



イマココ。

日暮里まで510円なので、
都内にお勤めの方なら、このあたりに住んでも不便はしないのかなと思います。



さすがにローカル線とはいえ、自販機は新しくなっています。
でも押せるボタンは5つ・・・



駅構内。
黄色と緑のほうが稼働しているほうで、
右側の青いのはダイヤによって止まったままのようです。

ちなみに「File 237 昭和の杜博物館」のレポにあるとおり、
昭和の杜博物館には引退した流鉄車両がまるごと展示されていて、自由に閲覧できます。



この流山一帯の観光資源は新撰組関係と、俳人の一茶&双樹関連ですが、
今回の目的地「万華鏡ギャラリー 見世蔵」はそれにも劣らず有名なところのようです。
徒歩5分ほどと、わりかし近いです。



駅から出てすぐに見渡せる、駅前ロータリー。
ま、流山駅と南流山駅を比べるのは、
鹿児島駅と鹿児島中央駅を比べているようなものでしょうか。



というわけで「万華鏡ギャラリー 見世蔵」に到着。
もともとはお茶屋さんの建物だとのこと。
どっしりと構えていてよい雰囲気です。




店内に入ると、他では見ないような美しい形状の万華鏡が所狭しと展示されています。
メインの展示品は、冒頭で触れた中里保子さんの作品群となります。



別アングル。
日本だけには限らず、海外の作家の作品も展示しています。
だいたいですが、日本の作家が15人、海外の作家が5人、ぐらいのように感じました。

この画像はお客さんが居ますが、私1人で見ている時間のほうが長かったです。
つまり空いているので作品を見やすいです。

この写真左にある赤い箱のような物体は中里保子さん作で、受賞歴のある万華鏡とのこと。
もちろん見てみましたが、なんじゃこりゃ〜!です。
円筒の中を見ているわけでなく、円錐状の物体がクルクル回って虹色の光を放っていました。

さらに言うと、この受賞歴がある万華鏡も販売していました。
正直、安くはありませんが、高過ぎでもないような微妙な値付けでした。
50年後になんでも鑑定団で高額必至・・・なんじゃないでしょうか。
出所不明の骨董品を買うより、こういうものを買ったほうが・・・

ちなみに中里保子さんの作品でも、一番安いのだと4000円でおつりが出るぐらいで買えますのでご安心を。



注意事項。
外観の写真はOK、万華鏡内の画像はNG。

つまり、現地に行かないとその万華鏡内は観れないわけです。
わざわざ流山に来て、それを見る価値があるかというと・・・十分にあると断言できます。
世界チャンピオンの作品ですよ?世界で一番の万華鏡がここで見れる、それも無料で。
これ以上にない素晴らしいサービスだと思います。



そして店の隅に設置された怪しげな物体。

この物体の後ろは座れるようになっていて、そこに人が座ると、
万華鏡のように人の顔を映し出すといったものです。
もちろん店員の方に撮影していただきましたが・・・
自分の顔に目線いれるのが面倒すぎて、泣く泣くカットさせていただきました。

とまあ、こんな場所でした。

世界レベルの万華鏡映像をタダで見られて、
しかもそれはありきたりではなく、今までに見たことのない映像であると断言できます。
それをタダでみられるここは、正直オススメの場所だと思います。

ここの近くにある近藤勇の陣屋跡や、一茶&双樹記念館にも行ってみましたが、
どちらも空いていて、日本庭園の中、1人でゆっくりお茶をしてくつろぐことができました。
休日に人混みの中を行くよりも、ゆったりした時間を過ごすために流山を訪れてみてはいかがでしょうか?

以上「万華鏡ギャラリー見世蔵」をお送りしました。


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