File 231 世界の猫グッズ博物館

勝山の山中で猫の保護活動を続ける、
NPO団体の施設。
はたしてどのようなところなのか?

世界の猫グッズ博物館
【所在地】千葉県安房郡鋸南町上佐久間2−2
【地図】googleマップ
【HP】猫達の幸せを守る会
【交通手段】車かバイク推奨。

2014年 複数回訪問

私は自宅で猫を飼っており、犬より猫が好きです。
そのこともあって、猫が多い施設に自然と向かってしまったりすることがあります。
ペットショップに通りすがりで入ったり、都内の猫カフェや、
高滝駅、養老渓谷駅などの野良猫の多い場所等に行ったりとか。

そういった猫に関連する物件の中で、私が最も訪問しているといえるべき施設があります。
それは安房勝山にある「世界の猫グッズ博物館」です。
一般的にはB級スポットかもしれませんが、私にとってはわりと通っている物件なので、
このHPではなかなか書くことがありませんでした。
しかし去年、現在の場所に移転してからお客さんがどうなっているか不安なこともあるので、
ステマっぽいと感じ取られても仕方ないですが、レポをあげてみることにします。


ここは国道127号、安房勝山駅周辺から少し南下し、商店街入り口のゆるいカーブを曲がったところ。
ご覧のとおりY字の分岐があり、その左側には「世界の猫グッズ博物館」の看板があります。
看板通りにY字分岐を左に曲がります。


少し進むと踏切があります。
踏切を渡った後、左右に分かれていますが、開けている右のほうに進みます。



平坦な道をしばらく進むと、「鋸南富山IC」が見えてきます。
複雑な分岐になっていますが、そのまま直進するように抜けます。


鋸南富山ICを抜けてしばらく道なりに走り続けると、
写真のような分岐があります。分岐の中央に博物館への案内があります。
ここを左に曲がります。
ちなみにこの道、どちらを進んでも1本に戻ります。
さらに言うと、花の名所、佐久間ダムまでつながっています。


分岐を左に曲がり少し進むと小さい橋があり、
それを渡るとすぐにそれらしき場所が見えてきます。



ここが本日の物件「世界の猫グッズ博物館」になります。

わりと新しいプレハブの建物なのですが、
実は去年移転したばかりなのです。

もともとの場所は、勝山の市街地から5分程度で行ける場所でした。
しかし地主との契約終了等の理由により、去年の夏に移転。
現在の場所に至るわけです。

入るとすぐにカウンターがあり、ここで入場料を払います。
料金は800円ですが、リピートすると安くなります。
私はわりと来ているので、顔パスで結構安くなります(笑)
料金を払いおえたら、手の消毒を行います。




入口すぐのところから、ゲージが所狭しと置かれています。
基本、ここにいるほとんどの猫は里親を探しており、
引き取ってあげたい気になる猫がいれば、館長に相談してくださいという感じです。



入口すぐのところにいる、この猫。
実はこの猫、数少ない引き取り不可の猫。

この猫について、館長さんが熱の入った説明をしてくれます。



猫のアップ。

実はかなり希少な、オスの三毛猫なのです。
メスの三毛猫はそれなりに居るのですが、
オスになると確率が非常に低くなり、三毛猫になりえそうな組み合わせで、
1000分の1という低確率でしか生まれないと言われています。

今、この博物館に行けば会えるかも。



1階で一番広い部屋は、いわゆる猫カフェのような場所と同じ体験ができます。
部屋の中で闊歩している猫に、スキンシップができます。
この部屋の入口は二重ドアになっており、施設から逃げ出さないように配慮されています。



やたらと鳴き続けるうるさい猫もいれば、動かない猫もいたり、
同じコースをずっと徘徊する猫もいたりと、なかなか面白いです。
気になる猫がいれば、ゲージから出してもらうこともできます。



ここのほかに1階にもう1部屋あり、
ガン、エイズとかで引き取り手がいなさそうな猫用のホスピス的な場所もあり、
最後まで責任をもって飼っていることがわかります。
そういう施設なら、猫好きとして応援してあげたくなると思いませんか?



2階にあがります。
あがってすぐのところには、館長が長年かけて収集した、
猫グッズがびっしり並んでいます。



実は前身の施設には、幼稚園の教室みたいなわりと広めの部屋に、
テーブルが不規則に並んでおり、それに無造作に置かれていました。
その時はなんだからみづらいな・・・と思っていたのですが、
移転後はスペースが足りないのか、圧迫されてるような陳列。
前のほうがよかったように感じる。
最適な展示方法が思いつかず、なかなか難しいです。



2階にもゲージがあり、こちらにも里親待ちの猫がいます。
みんな早くみつかるとよいのう。



通路を最後まで進むと、猫グッズ専門の売店があります。
高いものから安いものまでありますので、
ここに保護されている猫の生活費の一部をだしてあげる感覚で、
お買い物されるとよいのではと思います。

・・・とまあ、こんな場所でした。


以前、道の駅とみやまの向かいに「にゃんだパーク」があったけどなくなったり、
太海フラワーセンターの中にあった犬猫とのふれあい施設もなくなったりしたりと、
おそらく商業的な面で見て、撤退されているようなところと比べると、
かなり息の長い活動をされているので、この場所は個人的には信用しています。

そういった事情はともかく、猫好きには猫カフェ感覚で訪問することができますし、
その入場料で不幸な猫を減らせる。
そう考えると一石二鳥。猫好きには一度訪れてほしい施設かなと思います。


以上「世界の猫グッズ博物館」をお送りしました。


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