2014/01/26 訪問
この日は天気が不安定ということもあり、目的地を決めず気ままに千葉をドライブ。
ドライブ中に銚子の温泉に入ることを思いつき、そのまま銚子方面へ。
成田から県道74号を走って銚子に向かう途中・・・
県道74号の万歳という地域を通過中、こんな看板が見えます。
わりと目立つ看板なので通るたびに気になるのですが、
周囲の雰囲気からして「大した場所ではない」という先入観が勝り、
そのまま通り過ぎてしまいがちです。
今日はその足をとめて、看板の先に向かいます。
看板のとおり、100mほど進むと、高い丘陵のほうに遊歩道が続いており、
小さい杭には「万才自然公園」とあります。
どうも万歳、萬歳、万才、3つの表記があるようです。統一したほうがいいような・・・
で、この遊歩道の向かい。
こんな広場、というか公園になっています。
この写真では写っていませんが、子供がわりと遊んでいました。
この丘陵のてっぺんには遊具があるようですが、だれも向かわないようです。
先に書いてしまいますが、
頂上に行くのが子供にとってかなりキツイため、ここで遊んでいるだけだと思います。
さきほどの遊歩道、ふつうに始点からみてかなり急だったのと、
周囲に車を停める場所がないので、続いている道なりに進んでみます。
変な道に入ってしまったか?と思いながらしばらく進むと、案内看板復活。
どうやら車を止める場所がありそうだ。看板に従って進むと・・・
デコボコが続きます。道幅もそれほど広くなく、車を選ぶ道です。
ハマらないように進むと・・・
今度はこちらのようです。
また曲がると・・・
まだまだこんな道が続きます。
自然公園だから仕方ないのか?頑張って進みます。
しばらくすると道路の舗装が復活、楽に走れるようになりました。
少し走ると、傾斜が急になってきます。
急な傾斜をひたすらのぼっていきます。
すると・・・
頂上に到着しました。
しかし駐車場の場所がよくわからないので、邪魔にならない場所に適当にとめます。
自然というコンセプトとは微妙に離れているような雰囲気。
天気のせいもあるのか、日曜日の昼なのに誰一人もいない。
わりかし遊べるものがそろっているように見えるんですけどね・・・
そして到着。万歳自然公園のシンボルともいえる展望塔です。
展望塔的なものが好きな私としてはかなりワクワク。
しかし、事前情報とちょっと違っていました。
ここは「椿をモチーフにした展望塔」だったようですが、
どうやらビラビラを取って模様替えしたようです。
ビラビラはあったほうがよかったのに。決してシモネタではありません。
下から見上げてみる。
やっぱりピカピカの展望塔は美しいですな〜。
落書きだらけの展望塔も、それはそれで風情があって良いですが。
サビや落書き等はほとんど見られず、塗装も新しい。
ビラビラを取った際に塗りなおしたみたいですね。
塗装が新しいとはいえ、わりと簡素な作りのためか、
階段をのぼるだけでも、外の風もあいまってグワングワン揺れを感じます。
高所恐怖症にとっては失禁レベルでしょうな。
で、頂上に到着。
さきほどの階段をのぼった衝撃なのか、ぐらぐら揺れまくり。
風が強いかというと、それぐらいの風なら普通ここまで揺れないよな?と思うぐらい。
大丈夫かこの塔・・・
塔の中央の柱に落書き発見。
律義に記入日が入っているのですが、これが超ヒント。
この落書き以外に落書きがないといことは、
ビラビラを取って塗りなおした後の最初の落書きということ。
少なくとも、改修は2012年5月27日以前に行われたことになります。
逆にいうと、約1年半経過しても落書きがこれしかないので、
ここまで登ってこれる元気なDQNがいないということも肯定できます。
塔からの展望。
歩むたびに揺れ揺れ。
前は黄色のところにビラビラがあったはずなので、
それを考えると以前よりきれいに景色が見えているのかもしれません。
干潟の田んぼを一望。周囲に栄えているといえる街が見えないため、
なんだか安心できる景色です。
遠くには銚子の風車。
そして鹿島の工業地帯のエントツもよく見えます。
塔から見下ろすとこんな感じ。
住宅がかなり低いところに見えることからわかると思いますが、
ここまで徒歩で登るのはかなりキツイです。
そして、ここまで車で上るにも道が想像しているよりも悪い。
こんな良い展望塔があるし、アスレチックスもわりとまともなのにもったいない。
で、この公園の一角にあるモニュメント。
何かというと、東京天文台があった場所だそうで。
でもググっても出てこないので、存在していたのはかなり昔の話なのかもしれません。
ただ、この塔からの展望が良いこと、そして周囲があまり栄えていない(太陽以外の光源が少ない)ことを考えると、
ここに天文台があった理由もなんとなくわかるような気がします。
とまあ、こんな場所でした。
展望できる風景はこの一帯ではベストです。(「府馬の大クス」周辺よりも良いです)
ただ・・・
○この万歳地域自体が行きづらい。
○徒歩で頂上に登るための道の周辺に車を止めるところがない。
○頂上まで行く道が悪路、かなり車が汚れる。
単に高い展望塔が好きか嫌いかでこれらを乗り越えるか、意欲がわかれると思います。
高いところが好きなら、文句なし、かなりオススメスポットですので、
近くを通った際は寄ってみてください。干潟の素晴らしい風景があなたを迎えてくれると思います。
以上「万歳自然公園展望台」をお送りしました。
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