2013/12/2 訪問
私はTV鑑賞するとき、基本はスポーツ番組を観ています。
今はシーズン真っ盛りのNFL、ラクビーを観ておりますが、
3月〜10月は間違いなくプロ野球を観ています。
ものづくり番組やトーク番組、話題のドラマをみることもありますが、
基本はスポーツ観戦が好きです。
最近はTVでしかスポーツを見ておりませんが、
今から約20年ほど前は、幕張のマリンスタジアムへよく観戦に行ったものです。
観戦を始めた当時1992年頃は川崎から幕張にプロ野球球団がやって来た!みたいな話題になって、
それに乗っかってマリンスタジアムで見始めたのですが、
その当時からチームとしてはひどい成績が続いていました。
そんな中、弱小ロッテに所属していたある投手が覚醒し、
当時No1の打者、清原選手と名勝負を繰り広げてきました。
珍プレー好プレーの番組を観ると、ロッテ代表としてほぼ確実に登場、
ロッテにこの人ありと、プロ野球ファンだけにとどまらず、お茶の間で親しまれてきました。
その後はロッテを退団し海外に移籍後、関西の球団で2年ほど活躍し引退しました。
そんな選手が関係するのが、今回の物件、大願寺になります。
千葉駅から東へ約2キロほどの位置にある都町。
千葉の大動脈、国道16号に程近いところにある「都小学校前」の交差点を南に曲がり、
少し進んだところに「大願寺」があります。
大願寺の向いには広大な駐車場がありますので、車での訪問でも安心です。
「浄土真宗本願寺派 大願寺」とあります。
物件を調べたときは「超法山 大願寺」と聞いたので、
ここでよいのか不安になりながらも撮影。
正面から。道路すぐのところに建っています。
敷地いっぱいをつかってギリギリに建てられているような圧迫感があります。
2つある門のうち1つは開いていますので、
そこから本堂らしき建物に入ってみます。
本堂に架けられた額には「超法山」とありました。
目的の場所だとわかり、ホッとする。
次は「情報が正しいことを確認する」だけ。
そして、こちらが本当に目的のもの。
本堂左側にご覧のような建造物があります。
この建造物の名前は「無量寿堂」。
これは何かというと、無縁仏のための納骨堂です。
独身の方、自分の墓をみてくれる子供がいない、自らのお墓を求めない考えを持つ等、
さまざまな理由でお墓を持つことに抵抗がある方に対し、共同で供養を行うものですね。
この中に、あれだけ知名度のあった、あの選手が眠るというのです。
うろうろして写真を撮っていると、お寺から女性の方が出てきたので、
挨拶をして、単刀直入に、こう尋ねてみました。
「元千葉ロッテマリーンズの○○○選手が埋葬されているのはこちらでしょうか?」
すると「そうです」と即答をいただく。間違いなくここでした。
その選手に異変が起きたのは2011年7月27日。
アメリカ、ロサンゼルスにある自宅で、首を吊って死亡しているのが発見されました。
享年42歳。
豪快な野球人生、マスコミに対する奔放な態度から、幾度なく紙面を賑わせていましたが、
この自殺に関しても例外なく大きく報道されました。
本人はロサンゼルスにあるお寺に埋葬してほしいとのことだったが、
生前からうまくいっていなかった親族の手により、このレポの場所、大願寺の無量寿堂に埋葬されました。
死後執り行われた告別式も妻や親族ではなく、友人や球団関係者が主導して行っていることから、
妻や親族に対して深い溝があったようで、ここに埋葬したのは、
生前の行動に対する復讐のようなものではないかと感じます。
とまあ、こんな感じの場所でした。
このレポ上でその選手の名前を伏せているのは、
散々ネタにしたマスコミですら、このお寺の名前を報道していないためです。
たとえばホークスの藤井将雄選手なんかで調べてみると、お墓の場所は出てきます。
それがこの選手の場合、簡単に出てこないのです。
妻と親族の意思を尊重してのことかもしれませんが・・・
今でこそロッテはパリーグでは波があるものも、強豪球団として名を馳せています。
しかし、今日の人気は、幕張移転後の創生期に日本一の剛球と強烈なキャラクターを生かし、
コンスタントにマスコミに顔を出していた彼の存在なしではなかったように感じます。
1人のロッテファンとして言わせていただきます。
ありがとう。○○○選手。安らかに眠ってください。合掌。
以上「大願寺」をお送りしました。
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