File 214 ちいちい茶屋(地井武男記念館)

2012年6月に他界した名俳優、地井武男。
彼の生まれ故郷である八日市場に記念館が作られたという。
はたしてどのようなところなのか?

ちいちい茶屋
【所在地】千葉県匝瑳市八日市場イ2866番地2
【地図】googleマップ
【交通手段】JR八日市場駅から徒歩10分程度。


2013/07/27 訪問

いまや散歩ブームの先駆者といっても過言ではない、名俳優、地井武男。
彼のキャリアの中で最も人気となった「ちい散歩」がヒットする中、
急変により去年6月にこの世を去ってしまったのは記憶に新しいところです。

代表作が「ちい散歩」ということもあり、生前から故郷である八日市場において、
ちい散歩の雰囲気そのままに八日市場を楽しむ的な、町おこしが行われたようです。

そしてこの日、八日市場の昔の雰囲気を残すエリアで記念館がオープンしました。
オープンしてからの維持等でもめたそうで、3年限定の記念館ということになっています。

それではレポします。



ここはJR八日市場駅。
JR千葉駅から約1時間かかります。

八日市場は銚子〜東金を結ぶ道路を中心に経済が発展しています。
そのため自家用車があれば普通に生活できますが、電車の本数が少ないので、
電車で会社に通勤するタイプの生活には向いていないと思います。



いまここ。


八日市場のロータリーには3つほど道路がつながっていますが、
目的地に行くためには、ファミリーマート横の道が正解です。

ここからまっすぐ進みます。


前述の「銚子〜東金を結ぶ道路」を超えてまっすぐ進むとT字路につきあたり、
こんな建物が見えてきます。

この「ほんまち通り商店街」が、
「ちい散歩」的な観光ができるエリアとなっております。



今回の目的地の目印は「ちばぎん」の向かい。
T字路から見えますので、そちらの方向に向かいます。

ちなみにこのT字路周辺に商店街用の駐車場がありますが、
基本、無料です。この街にある他の駐車場も無料です。
地域観光でうれしいポイントの1つです。

ちばぎんの向かいの建物をみてみると・・・



おお、ありました!
ここが「ちいちい茶屋(地井武男記念館)」です。

早速入ってみます。



入ってすぐのところに受付があり、入場料100円払います。
そのときに地井武男監修のような、八日市場の「ちい散歩マップ」的なものをもらえますが、
マップの出来がよいです。
八日市場の観光ですが、まっさきにこの記念館に行ってそのマップを手に入れて、
マップを参考に街を散歩するのが正解だと思います。


撮影はフラッシュ使わなければOKなので、
本気で撮りたい人は明るいレンズを持っていってください。

中はというと、こんな感じの通路に地井武男に関する展示が行われています。
たとえば、なんで「ちいちい」なんてあだ名で呼ばれるようになったとか。



地井武男のアトリエの再現。
そのほかの展示物は実際に訪問して観ていただければと。


残念なのは、映画俳優としての悪役の写真とかが少なかったこと。
基本、今の地井武男のイメージは「ちい散歩」と「ダウンタウンDX」で出来上がっているように思える。
なので、この博物館の展示はいい人の面しか出せていなくて、
悪い役はこんなにこなせる俳優だったんだ!っていう展示がなくて残念。
「黄金の犬」って作品のちいちいはなかなか悪くてよかったと思うのだが・・・

で、前述のマップを参考に、
地井武男がよく食べていたという「じまん焼」を食べてみることに。
記念館からちょっと歩くだけでつきます。




「じまん焼」。1個75円です。
これがまた美味い!普通の成人なら4個かっても食べきれると思います。
作り置きじゃなくて、焼きたてなところもうれしいです。
残念ながらこの日は天候が悪く、物件周辺を「ちい散歩」するには難しい天気でした。
今後展示物が増えたりすることがあれば、好天の際に再訪してみたいと思いました。

とまあ、こんな場所でした。
基本、この博物館だけを目的として行く場所ではないです。
長時間無料で停められる駐車場に車をとめて、
八日市場を「ちい散歩」をするために行く場所かなと思いました。
2〜3時間ほど八日市場に滞在するのを前提として訪問して欲しい、
良スポットだと思いました。


以上「ちいちい茶屋」をお送りしました。


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