File 204 とうぞ

市原市のごく一部の地域の高齢者に浸透している、
謎の発酵食品、豆造(とうぞ)。
はたしてどのようなものなのか?

赤石味噌糀店
【所在地】千葉県市原市南岩崎324
【地図】googleマップ
【HP】赤石味噌糀店のHP
【交通手段】車、バイク推奨だが、さらにナビでの案内推奨。


2013/03/03 訪問

このHPを運営するにあたり、いろいろなところから情報を集めています。
今回は市原在住の方から、細かく言うとお水の世界の方から、
自分が客として聞いたお話です。

なんでも、市原〜茂原の内陸の一部に昔から住んでいる高齢者の方は、
たった1社からしか発売されていない、発酵食品を愛用しているそうだ。
その会社の名前は「赤石味噌糀店」。
販売している発酵食品は「とうぞ」というそうだ。

どのようにして食べるかというと、ご飯にかけたり、
ほうれん草やネギ、大根などのシャキシャキな野菜に混ぜて食べたり、
そのままお湯で割って飲んだりする、オールマイティな食品だそうだ。
しかし、味のほうは見た目からの想像どおり・・・だそうだ。

ま、そんな情報を得ていまして本日はその「とうぞ」を販売している、
「赤石味噌糀店」に行ってみました。



いきなり入口です。
この店は市原の内陸でも交通量が多い国道297号の市原〜牛久の間にある、
小さい住宅街の中にあるのですが、かなり説明が難しい場所にあります。
上に「赤石味噌糀店」のHPのリンクがありますが、
そこの地図のみで到着できたら凄いです。私はムリでナビを使いました。
なので、カーナビあるいは携帯ナビの利用推奨です。


看板の方向に曲がると、普通の民家がまず見えますが、
民家の先にこんな建物があります。
ここが「赤石味噌糀店」です。


店内はこんな感じです。
メインの商品はもちろん味噌で、甘口、中辛、辛口とそろえており、
1キロ600円ぐらいです。
1年寝かせる等、昔ながらの製法で作っているので、
工場で量産されてスーパーで安く売っている味噌よりは美味い・・・と思う。
(まだ食べていないので)


で、例のブツはというと・・・



ありました!これが「とうぞ」か・・・
漢字で「豆造」と書くみたいです。

お値段はご覧の通り、290円。

納豆入りと煮豆入りの2つの味があります。
店員に聞いてみたところ、納豆入りがベーシックな味らしい。
とりあえず納豆入りのとうぞと、普通の味噌を買って帰りました。


で、自宅。



パッケージはこんな感じ。
市原市名物 御豆造。
量は300gです。普通のジュース缶ぐらいの量です。


ちなみにどうやって作られたものかというと・・・

味噌を作るために大豆を煮るわけですが、
その煮汁だけを取り出して納豆等を混ぜて、
数日置いて発酵させたものだそうだ。


裏面。陸のしおから。
右下に「酸が強かったら食せず」とあります。

おすすめのお召し上がり方として・・・

1.ご飯にそのままかけて
2.熱湯でスープにして
3.冷奴にかけて
4.お持ちにつけて
5.生卵に入れて
6.さらに納豆にいれて
7.ホウレンソウ等のおひたしにかけて

とあります。
今回は一番ノーマルな「ご飯にそのままかけて」でいきます。



開封!どんぶりに出してみる。
臭いは・・予想していたより強烈ではない。
普通の納豆の臭いがします。

一口食べてみる。



・・・・・



・・・・・



うーむ。
なんとも形容がしがたい味。

自分なりで説明すると、
市販の納豆パックによく入っているタレがありますが、
あのタレにお米と納豆少しをミキサーで液体にしたものを混ぜて、
それに、味をつけていない納豆を投入した感じ。



ご飯にかけてみる。

パクパクパク。


・・・・・



・・・・・



・・・・・


まずくはないけど、うまくもないな・・・。

こりゃ好みが分かれる。
というか納豆をそのまま食べたほうが(ry

なんというか、味の方向性が重い方向。
朝ごはんに納豆は、適度にお腹を満たす感じがありますが、
これは朝ごはんにいかの塩辛や、うにペーストを食べている感じ。
でもお酒に合うかというと、そうでもなさそう。


しかしね。これはやみつきになりそうな中毒性があるかもしれない。
独特のコクがあるので、食べてみて美味いと思ったらハマりそう。
最初でダメだったら二度と口にすることがなさそう、そんな感じ。


この食品が合うかは、あなた次第。
でも、それはモノが手に入らないと始まりません。
この店を訪れて、実際に食べてみてはいかがでしょうか?


以上、「とうぞ」をお送りしました。


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