2012/07/28 訪問
土曜日と祝日休みを没収されたあげく、各地への出張が続くという、
HP更新がなかなかできない日々が続いております。
出張自体はまだまだ続きそうですが、週末休みが無い生活にはだいぶ慣れてきたので、
今後も2週に1回ぐらいは更新できればと思っています。
さて、本日は勝浦のほうにある、あまり知られていない「黒汐資料館」なる物件に行ってきました。
なんでも勝浦周辺の漁業に関する資料が収集された建物だとのこと。
考えてみたら漁業関連のスポットは正直微妙なところばかり。
今回も一抹の不安を抱え、ドキドキしながら訪問してきました。
物件がある場所は、勝浦駅からかなり近いところにある「臨海荘」。
駅から徒歩で串浜海水浴場手前の道路を歩いていけば見つかります。
敷地内に駐車場は15台分ぐらいはあったので、そこに停めると・・・
海側に大きな壺が見えます。
壺のある場所からは、串浜海水浴場が見渡せます。
この「そこそこ大きいように見えた壺」の詳細は後述します。
「臨海荘」の入口です。
入ります。
結構きれいな印象を受けます。
入口すぐ左にフロントがありますので、そこに「黒汐資料館」の入館を申し出ます。
入館料は100円とのことで100円払いましたが、
同時もらったパンフレットには300円とありました。どれが正しいかは不明です。
え?こっち?と思うような建物の間を通っていくと・・・
こんな建物にたどり着きました。
ここが「黒汐資料館」になります。
額も案内も何も無いので、
おそらく「臨海荘」の宿泊者もここの存在を知らないんじゃないかと思ってしまいます。
フロントの方が入口の扉を開けてくれたので、そのまま入ります。
入ると・・・所狭しと漁業に使われていた道具が展示されています。
入口に飾られているこの写真は、
これらの資料を集めた博物館創立者「矢代嘉春」氏になります。
勝浦生まれで早稲田大出、漁業、海運業を営むかたわら、
書籍編纂、NHKの水産関連の担当をしていたそうです。
矢代嘉春の著書等。
船乗りが使う食器等。
最も特徴的なものは底が広くなっていて倒れない「船とっくり」かなと。
船が難破しないようにするためには神頼み。
船乗りにとって宗教関係は切って離せない関係にあります。
くじらのティンティンです。
ぶっちゃけ、船道具に興味がなくてもこれだけには惹かれるんじゃないかと。
これはガラス2枚越しで距離もあったので、撮りにくかったです。
もうちょっと手前にあればなあ〜そこが残念。
ランタン等。
周囲には船大工用の工具とかがありました。
捕鯨に使われる「ノルウェー式捕鯨砲」。
たしか今はなき台場の「船の博物館」にもあった気がしますが、
こちらはもう目の前にありますので、じっくり見ることができます。
そして出口手前にあった1枚の写真。
・・・?駐車場手前にあった壺がコレなのか?
その壺がマスコミに出たという情報も。
どうやらただの壺ではなさそうです。
壺の詳細。
どうやら「日本一の大瓶」ということらしい。
本日の同行者と並んで撮影。
結構大きい壺なのですが、色ヅヤが鮮やかで美しい。
側面を叩くといい音が盛大に響きます。
この資料館に入らなければそこそこ大きい壺だとは思っていたのですが、
まさか日本一がここにあるとは。千葉は奥が深い。
とまあ、こんな場所でした。
正直言って狭い資料館ですぐ見終わってしまい、充実感はあまりありませんが、
日本一の大瓶があるのが大きい。それだけを目的に観に行くのも悪くはないと思います。
以上、黒汐資料館をお送りしました。
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