File 189 牛舎8号

「ポッポの丘」を運営している農場グループによる、
新感覚の直売所。
はたしてどのような場所なのか?


牛舎8号
【所在地】千葉県夷隅郡御宿町実谷437 鶏卵牧場内
【地図】googleマップ
【HP】牛舎8号のHP
【交通手段】車かバイク推奨。公共交通は御宿駅からが一番近いが、土地勘が無いとたどり着けません。

2012/05/06訪問

以前、「ポッポの丘」についてレポいたしましたが、
ポッポの丘内にある駅標に「牛舎8号」と書いてありました。
それがどうも気になって夜も眠れない日々が続いておりましたが(ウソ)、
ようやく訪問することができました。

まずここを訪れるときに注意してほしいのは、
かなり難しい場所にあり、道に迷う可能性が高いと思われることです。
ナビもしくは地図は必ず持参し、訪問前にどこにあるかをしっかり確認した上で訪れてると良いと思います。


交通量の大きい国道から「ここを曲がる」という看板を見つけるのが難しいですので、
とにかく県道273号に入ってください。
県道273号に入れば、写真のような電柱の看板を確認することができます。
それに従って進んでください。


県道273号から見える看板はこんな感じです。
ただし、北側から来た時だけ見えます。南側からはたぶん見えないかも。


進んでいくと牧場的なところに出てきます。
思ったより畜産場特有の臭い(牛糞のにおい)がしません。


到着。
ここが牛舎8号のようです。
隣の同じような建物には、牛舎9号と書かれています。


入口の看板。
成田周辺でしか食えなかったTKGがここで食えるとは!
しかもちょうどお腹が空いていたので、有難いタイミングです。


牛舎8号と9号の間にはメインストリートというべき道があります。
なかなか良い雰囲気です。
この画像はたまたま人が少なかったので撮れましたが、実際には結構混んでいました。


牛舎8号の入口はこんな感じ。
「牛8CAFE」とあり、TKGが食べられます。


中に入ると・・・
プロジェクターで流されている映像を鑑賞しながら、皆がTKGを食べています。
TKGの集い、そんな感じです。

私も早速TKGを食べることにします。



ここのTKGは完全セルフサービス。


お金を入れるところが、農場ならのアイデア。
家畜用?のお皿になっています。
ここに前金でお金を入れます。


こんな感じになっていますので、茶碗をとってご飯を盛ってと・・・


なにげに卵追加していますんで、そのぶん余分に払ってます。
で、いただきます。
腹が減っていたので一気に口にかきこんでハフッハフッといただきました。
やっぱりTKGは美味い!
金銭的にも優しいし、じぶんでよそえばすぐ食べられるし、
貧乏マスツーリングとかで昼飯会場とするといいかも。


牛舎8号のTKGカフェ以外の部分は直売所になっています。
卵はもちろん、日持ちする農産物(唐辛子、お米)等を売っています。

向かいの牛舎9号はというと、
イベントステージとギャラリーがあります。
ギャラリーのほうですが、かの震災で避難してきた芸術家がこちらでギャラリーを開いています。
ギャラリーにはかなーり怪しい部屋がありますのでみてください。
ネタバレしたくないので画像はありません。


外に出てちょっと回ってみます。


物件名は「牛舎」ですが、基本は鶏卵牧場になっています。
よって、ほとんどのスペースで鶏が飼育されています。


むっちゃ多いです。

考えてみたら、数年前の鳥インフルエンザ以来、
こういった農場への入場は厳しいような気がするのだが、
ここはわりと普通に見学できます。そのへんは大丈夫かのかな?


ちょいと歩くと、牛舎2号と書かれた建物がありました。
なかなかレトロな消防車がありました。


すぐ隣の牛舎3号は・・・今はかなり珍しい3輪自動車が。


左はマツダK360、右はマツダT1500。
世の中広しとはいえど、3輪自動車を2台同時に保有しているのも、
かなり珍しいのではないかと思います。

さきほどのカフェの中にも車の絵がたくさんありましたし、
ポッポの丘の電車といい、オーナーは乗り物ならなんでも好きそうな感じです。

ほかの名前のついている牛舎は普通の物置き場でしたが、
なにやら作っている感じでしたので、今後も拡大していくのではと思われます。

こんな感じの場所でした。
一般的な観光客ではほとんど通ることのない道路の途中にあるので、
遠方からの集客の面では少し難しいとは思いますが、
それをまた来たいと思わせるアイデアでカバーしているように見受けられ。
おそらく伸びていく物件だと思われます。今後が楽しみです。


以上、牛舎8号をお送りしました。

2014/12/13訪問

「牛舎8号」内に新しく「レトロぶーぶ館」が出来ていたのですが、
この日、ようやく訪問してきました。



最近は「牛舎8号」周辺の道路にもこんな感じの看板が目立ってきました。
所在地はもちろん牛舎8号の敷地の中です。



坂をあがってすぐの建物が今回新設された「レトロぶーぶ館」なんですが、
実はこの建物は横にまっぷたつに分かれていて、
半分が「レトロぶーぶ館」、もう半分が「消防自動車博物館」となっています。




進んでいくと、建物の中央にぽつんと入口があります。



なんだかごちゃごちゃしていますが、
消防自動車博物館のみが有料で500円、
それ以外は無料のようです。

東京農大ののぼりもあります。
農大関係で楽しみたければ、ぽっぽの丘のほうがよいと思います。




入ると一面が白熱電球でレトロに照らされていて、よい雰囲気が感じられます。
そして、中央のレジカウンターより先に、消防自動車博物館が広がっているようです。



たいだいですがレトロカーが5割、プラレール&電車グッズが3割、グッズ販売が2割といったところです。



レトロカーエリア。
三輪自動車、見た目からしていいのう。
乗り味は四輪より絶望的に悪いとは思うが、運転してみたい。

ミニバイクとかが100円でレンタルしているけど、大人なら乗りたいのは当然こっち。
三輪自動車が場内限定でも、15分2000円とかなら借りてみたいかも。



元タクシーとか。映画「ALWAYS三丁目の夕日」とかに出ている車があるのですが、
松戸のあそこにもあったし、千葉のコレクター中心にアポイントだしたんでしょうかね。



そしてコレ。かなり珍しい「東急くろがね工業」という会社の「ベビー」というトラックです。
よくみると荷台の端に四角い空間がありますが、そこにエンジンを積んでいます。
完全なRRといったところですね。

このトラックは昭和35年から生産が始まったのですが、
その2年後に東急くろがね工業は倒産しています。

くろがね工業はもともとオート3輪の会社のブランドの1つでしたが、
オート三輪が売れなくなって、起死回生の策として4輪に手をだしたが失敗、という流れで倒産したようです。
(※マツダ・ダイハツ・くろがねでオート三輪3大ブランドと言われていました)



で、肝心の「消防自動車博物館」ですが・・・もちろん入ってみました。

写真NGのような張り紙は無かったのですが、
ここは有料コンテンツですし、配慮して写真はありません。

消防自動車は全部で8台、手押しのものが数台、
防火服やらの消防用の道具、玩具やらのグッズが陳列されています。

消防自動車8台は少ないように見えますが、1台1台が相当デカイです。
どうやって乗るんだ?的な、足場が高い位置にあるタイプが多いです。
日頃からトラックに乗っているような人はそれほど多くはないと思いますので、
その大きさに圧倒されると思います。

ただ、500円はちと高いかも・・・TKGとかが付いて500円とかならいいと思うんだけどなあ。



で、最後にここで定番のTKGをいただきます。
薪ストーブの前で、この牛舎8号で活動している芸術家が作った味噌汁?みたいなのを入れていただく。
冷えた体には染み渡ります。ごちそうさんでした。

牛舎8号やぽっぽの丘を経営しているグループは、展示品の入れ替わりが激しく、
いつ訪問しても楽しめます。今後もがんばってくださいな。
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