File 185 ポッポの丘

大多喜近くの小高い土地に、
廃電車を利用した直売所があるという。
はたしてどのような場所なのか?


ポッポの丘(ファームリゾート鶏卵牧場 夷隅農場)
【所在地】千葉県いすみ市作田1298
【地図】googleマップ
【HP】ファームリゾート鶏卵牧場のHP
【交通手段】いすみ鉄道 上総中川駅から車で5分位。

2012/03/18訪問

雨の日、バイクで出かけられず悶々と1日を過ごす。
おまけに最近忙しくて休日取得もままならない。

せっかく休んだ日が雨・・・というのに嫌気がさしたのと、
忙しいかわりに給料が結構上がったことが契機となり、
クルマを購入しました。激安中古車ですが。

というわけで今日は雨の中、ニューマシンでスポットを回ってきました。
今日訪れたのは「ポッポの丘」です。

というのは、最近全国の鉄道のダイヤ改定が行われ、
300系の新幹線が引退しただとか、「吉川美南駅」ができたとか、
「スカイツリー駅」に改名されたとかが話題になりました。
なので、それに便乗して鉄ネタがふさわしいかなと思いましたので。

それではレポします。


自宅から新兵器をカッ飛ばして、最寄りの上総中川駅を目指す。
上総中川駅すぐ隣の踏み切りを渡り、北上。


ほどなく交差点で停止すると、左前方遠くに物件らしきものが見えます。


物件方向への道は2つあり、どちらでもいけますので、お好きなほうを。


というわけで到着。
「ポッポの丘」です。
3つの廃車両が遠くからでも目立ち、良い宣伝になっているのではないかと思います。


入り口の坂を上ると、30台ぐらいは停まれそうな駐車場に出ます。
車を停めて進みます。


入口の看板。
名目は農場とはありますが、直売と車両展示がメインかなと思います。


園内地図。
反時計周りで電車沿いに回るのが順路と設定されています。


というわけで入ります。


入口から順路で回ると最初の電車は「デハ701」。
説明によると、こちらは銚子電鉄の車両だったそうです。



車内。
銚子電鉄の車両ということで、銚子の名産物、
ぬれ煎餅とか缶詰とかがありました。
卵も売っていましたが、後述。


デハ701の前にあった、この場所の「萌えキャラ」。
名前は「下総おうみ」ちゃん。

「おうみ」なのは、たぶんデハ701はもともと近江鉄道で走っていた車両だから・・だと思う。



駅標。一応「牛舎8号」というのは、
この農場グループが別の場所に構えている直売所の名前です。


デハ701の後ろに隠れている車両。
こちらは除雪装置付きの貨車移動機。


続いてこちらは、デハ702。
さきほどのデハ701に続く、銚子電鉄の車両です。


デハ702の車内。
陶器やら、手芸品等が陳列されていました。


次の車両は・・・

車両の前に東京農業大学ののぼりがたっていて、
あまり人が居ない中、個々のお客さんに対し、必死にエールを送っている。
その特徴的な踊りは、誰がどう見ても東京農大のアレ。

どうやらこの車両で、東京農大生が販売を行っているようです。


その車両の中。

東京農大製のカムカムジュースを購入させていただきました。

ちなみにこの車両は実は千葉と関係ない、北陸鉄道 モハ3752となっています。



次の車両とは連結されていたので、そのまま進みます。
いすみ鉄道 いすみ204の車内です。

こちらは広報関連資料がたくさんありました。


このいすみ204の操縦席は他の車両と違い、
今にも動かせそうなコンディションです。


いすみ204から見える、ポッポの丘全景。


いすみ204前に展示されている、「上総いすみ」ちゃん。
誰が書いたかは一応中で見れますので、現地でのお楽しみ、ということで。


これでラスト、万葉線 デ7052。


車内に入ると大盛況。
というのは、「卵の袋詰め放題」イベントが行われているからです。
料金は700円で、うまくいけば70個いけるので、
1玉10円になります。そりゃ人気があるはずです。
実際、私が居る間は客足が途切れることはありませんでした。

私は1人暮らしということもあり、消費期限までにタマゴを70個も食うのは難しいので、
最初のデハ701の中で販売している、1玉20円のたまごをおみやげに購入しました。
こちらは結構頑丈な入れ物をくれるので、バイクでキャリアに積む感じでも安心かなと思います。



最後。駐車場には3両のヨ5000。
場内の広告にはテナント募集中とありましたので、
おそらくそれに割り当てる車両なのかなと思いました。


とまあ、こんな場所でした。

ポッポの丘の実態は、タマゴ販売がメインの直売所なわけですが、
レポのとおり、廃電車がこの場所を彩っており楽しめるスポットだと思います。
観るだけでもお金もかかりませんし、売っているものも安いですから、
財布に優しい場所でもありますし。

立地がそれほど良くないように見えますが、
大多喜の市街地から車があればさほど遠くないので、
ドライブ・ツーリングの途中に寄るとよいかもしれません。
鉄オタだけでなく、一般の方でも十分にオススメできるスポットだと思いました。

以上、ポッポの丘をお送りしました。
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