File 164 下総利根宝船公園

今年春頃、利根川沿いに突如出現した巨大宝船。
はたしてどのようなところなのか?


下総利根宝船公園
【所在地】JR滑河駅近くの利根川堤防周辺。
【地図】googleマップ
【HP】ありません。
【交通手段】JR滑河駅から徒歩15分位。



2011/08/27訪問

今年春に香取神宮に行ったり、茨城方面にツーリングに行くときに、
利根川沿いを走る機会があったのですが、そのたびに気になる場所がありました。

そこには船の形をした建造物を作っていたのですが、
まだ入れなかったので完成したら訪問しようと考えていました。

実際、完成時はオープニングセレモニーを行い、大きく宣伝する予定だったようですが、
かの大震災の影響で中止になり、宣伝が無いまま開放されたようです。

今現在、利根川沿いの国道356号の利用者が目にすることが多いぐらいで、
いまいち有名なっていないようです。
それではレポします。


国道356号を銚子側から我孫子方面に走っていき、
JR滑河駅が近くにある場所で、ごらんのようなものが見えます。
裏返しになっていますが、「宝」の文字が見えます。
手前で曲がり、しばらく走っていくと公園の駐車場が見えてきます。


駐車場に入ると、公園の看板がありました。
名称は「下総利根宝船公園」だそうです。
車は20台程度停められそうで、結構広いです。


案内図。
「利根川」の名前を冠していることもあり、
公園自体が利根川周辺の地理を表しているそうです。
宝船といい、なかなか凝っています。


案内図のすぐ隣には、七福神巡りのマップ。
スタンプ帳やら朱印帳みたいなのが存在するのであればちょっとやってみたい気がします。
簡単そうに見えますが、この距離は徒歩だとかなりつらいはずです。


公園を見てみる。
一見、ただの芝生の広場のように見えますが・・


石柱には河川の名称が書いてあります。
道路が河川をあらわしています。


その道路がたびたび切れているのですが、
そこは橋を意味しています。
こちらには国道16号とあります。


水遊びエリアには印旛沼と。
凝ってますな〜。


宝船が近づいてきました。

・・・と、七福神が円陣を組んでいます。


某七福神のようなエロ表現はなく、まっとうなものです。
真ん中のテーブルみたいなのはなんだろうと思ったら・・・


手抜きMAPでした。


宝船に接近。
左の人と比べれば、そこそこの大きさであることがわかります。

考えたら七福神、宝船に乗ってなければ意味無くね?


よくまあ、こんなものを作ったなあ〜と
しげしげと眺めます。


後ろに回るとこんな感じになっています。


当然登ります。


普通の船で言うと甲板にあたる場所に出ました。
さて、景色の程は・・・


うーん。イマイチ・・・


でっかく「宝」と書かれたマスト部分。
一番高い場所、展望台に出てみます。


望遠鏡が2つ、それ以外は何もありません。


風景はそこそこ。
河川敷がすぐそこだから、高さ的には望めないのはわかるけど・・・

こちらは銚子方面。



こちらは我孫子方面。


とりあえず望遠鏡を観てみる。
はいはい100円・・・


入れるところが無い。
ということは無料なのか!見放題という子供の夢が・・・


よく考えたら、子供が使うために上がる台がない。そこは絶対改善するべき。


おー、よく見える。

これ、デジカメで撮れんのかな?と思って、
覗き穴をデジカメで撮影したら普通に撮れてしまったw


降ります。
こうしてみるとしっかり作られていて、
公園遊具のレベルを超えています。
でもあともう1つ、何か足りないような気がする。


おそらく、この公園の芝生エリアでは十分に使われていた「遊び心」ってヤツか。
なんで船にはそのセンスが使われていないのかなあ。惜しい。


とまあ、こんな場所でした。

オープニングセレモニーをやっていればもうちょっと有名になっていたかもしれませんが、
今のままではセレモニーをやっていたとしても、それほど訪問客が増えていかないと思います。

公園のみの機能だけではなく、公園向かいの土地に道の駅的な店舗を作り、
買物のついでに遊ぶということができるような場所にしないと、
七福神を用いた滑河周辺の観光が宣伝できないし、地元のお子様の遊び場で終わってしまうと思います。
もう一歩踏み出して、何かの発展を期待したいと思います。

以上、下総利根宝船公園をお送りしました。
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