File 158 長福寿寺

かわいいゾウの看板で客をかきこむ、
人形供養とべに花で有名なお寺。
はたしてどのような場所なのか?

長福寿寺
【所在地】千葉県長生郡長南町旭長南969
【地図】googleマップ
【HP】長福寿寺のHP
【交通手段】車かバイクでどうぞ。



2011/06/19訪問

この日は友人がバイクレースに参戦するということで、茂原ツインサーキットに観戦に行っていました。
ただ、このレースは昼過ぎからなので、午前中に空いた時間を使って何か無いか放浪していたところ・・・
「長南べに花」が特産の1つという長南地方各地にて、べに花関連イベントをやっていました。
その中の1つが行われていたのが、今回訪問した「長福寿寺」になります。
べに花はともかく、以前から「ゾウ」の看板が気になっていたので、行っておきたい物件の1つでもありました。
それではレポします。


バイク乗りが集う「高滝ダム公園」から茂原方面に走っていくと、
途中にこんな感じの看板が見えます。
紅花、人形供養、そしてゾウさんの3つのポイントで、ドライブ客をガッシリキャッチ・・
しているかどうかわかりませんが、この日はここに入っていく車が多かったです。


ほんの少し進むと、立派なお寺が見えます。
チョークで入口が書かれていますので、そこから入ります。


べに花がたくさん植えられて、黄色い花がたくさん咲いています。
18日の時点ではまだつぼみが多かったので、ここ2週間が鑑賞に最適な日ではないかと思います。


なぜ、ここに「べに花」か?ということで、説明板。

菅原道真の子孫、長南次郎という方がこの地域でべに花を生産したのが由来だそうです。
だからここは長南町なのか・・知らなかった。


そのべに花の横にテントがあり、べに花関連グッズを販売しています。


まっさきに目に入ったのがコレ。
値段は300円と少々張りますが、食べなければ損。


というわけでいただきます。


・・・・・・・・


これはオレン(ry
普通の「べに花とは別の味がするアイス」で、
べに花ってこういう味なんだ〜とかとは全く次元の違うシロモノでしたw

他にも「べに花そば」とかありました。買ってくればよかった。
オレンジ色のそばなのかなw


ちょっと歩くと、人形供養堂がありましたので、入ります。


堂の脇に怪しい桃太郎がいますが、シカトします。
結構きもち悪いので、現地で実際に見てくださいw


堂を覗くと、こんな感じになっていました。
ここは3ヶ月ぐらいここに飾って祈りがささげられる等、
いろいろな手法が施された後に焼却されるようです。

堂の手前に貼られた紙には、この供養に関して「日本一感謝のお手紙をもらうお寺」
を目指しているそうです。


その人形堂の向いにあるのは変な樹。

「スモークツリー」という、日本では珍しい樹です。
触るとわさわさしています。面白い。
これもべに花と同じぐらいの時期でこんな感じになるっぽいです。



そしてお待ちかねの本堂。
本堂横にゾウの石像が鎮座しています。

ちなみに入口の看板に書かれていたキャラ、
そしてこのゾウさんには同じキャラで、名前がついていています。
「吉ゾウ(きちぞう)くん」だそうです。


横の人と比べれば、吉ゾウくんは結構大きいことがわかります。
パンフレットによると、「日本一大きいゾウの石像」ということになっているそうだ。
たしか法螺貝山でも見たような気がするが・・・


吉ゾウさん別アングル。
台座から見る限りかなり新しく、作られたのはつい最近のことだとわかります。


本堂。
ま、そこは普通のお寺ですね。
そこを変えちゃうとお寺として問題がでてしまうかもしれませんからね。


吉ゾウくんの説明板。
こちらに載っている「お金がたまるゾウ」などの標語は高倉観音で(ry

一番左端に「市原ぞうの国」の菩提寺であると書かれています。
ゾウに関する歴史は看板や石像の出来た時期から推察するに、
特に長いわけではなさそうですが、宗教的なアプローチとしては良く、
これからうまく展開してほしいかなと思いました。


とまあ、こんな感じの場所です。
レポからわかるとおり、従来のお寺とは違った観点から、
観光地的な価値をあげていこうという努力が見受けられます。
境内にあるものをみるだけでも良いヒマつぶしになりますし、
べに花の咲いている時期にはオススメしたいスポットかなと思いました。


以上、長福寿寺をお送りしました。
>>Return