File 152 木曾義昌公史跡公園

「旭市」の名前の由来となったという、
戦国時代の武将、木曾義昌公のお墓がある公園。
はたしてどのような場所なのか?

木曾義昌公史跡公園
【所在地】千葉県旭市網戸以下不明
【地図】googleマップ
※google地図の名称と、実際の位置がズレているような気がします。
【HP】ありません。
【交通手段】JR総武本線 旭駅から徒歩10分



2011/04/17訪問


私はどちらかというと、ゲームをあまりやらないほうである。
自宅に最新のゲーム機が無いし、携帯ゲーム機も持っていない。
だが、ゲームセンターに行くことはある、携帯でゲームをやることもある、そんな感じ。

そのゲームセンターでやっているゲームなんですが、「戦国大戦」なるゲームがあります。
戦国時代の武将のカードが出てきて、それをゲーム内で使用するわけですが、
このゲーム内でそこそこ使えるカードがあります。
それは・・・



木曾義昌。

カードの裏面には・・・
信濃木曾谷の領主・木曾義康の嫡子で、父と
ともに武田信玄の信濃侵攻に抵抗した。降伏
後は、信玄の娘・真理姫を妻に娶り、武田一
門の処遇を与えられる。以後、飛騨・美濃方
面の最前線部隊として活躍した。


カードの数字ですが、基本的には10点満点。
それで6と4とあります。カード自体のコストが安いということもあり、そこそこ使えます。

彼の経歴をもうちょっと詳しく。

源平合戦の時代に超活躍した名家に生まれ、
オヤジが大名のボンボン

隣接していた武田家が強すぎて、降伏して家臣になる

武田信玄の娘と結婚

武田家滅亡

流れで徳川家につくが、疎まれる

豊臣秀吉の命で、徳川家と一緒に関東に行くことになり、
千葉県旭市に領地を得る

小田原城攻めで来なかったことを秀吉にガミガミいわれ、ストレスで死去

こんな感じです。

戦国最強と言われた武田家に滅ぼされないで降伏したあたりから、
武田家から見ると、かなり抵抗されたのではないかと思われますし、
徳川家康と一戦交えていますが、そのときは勝利したとのことで、
意外と戦上手だったのではないかと思います。

それはさておき、このゲームの中はどれぐらい使えるのかというと、
そこそこ使えて、便利なカードです。

これだけじゃわからないと思いますので、
戦国ゲームとして有名な、「信長の野望」ではどうか。
ひさびさにスーファミを掘り出してPCと接続して画面スキャン。



うーん。まあ、そこそこです。
(数字は、満点が100だと思ってよいです)

戦国ゲームではいずれもそこそこの強さ、
すごい使えるわけではないが、居ればとりあえず損はしない、
悪く言えば平凡。そんな感じですね。


そんな木曾義昌公ですが、彼のお墓が千葉県旭市にあるという。
このゲームをやったのも何かの縁、早速訪問してみました。


旭市市街地。
旭駅から東方向へ400mぐらいの場所です。
ワークマン、YAMADAの看板が目印です。


ワークマンの駐車場のすぐ隣に道があるのですが、
ここにゲートが建っており、ゲートには「木曾義昌公史跡公園」とあります。

よく見るとゲートの柱に、木曾義昌公の絵がかかれているのですが、
遠目に見ると、雨でできたシミのようにしか見えません。


ゲートをくぐって100m位走るとあっさり到着。
目的地はここのようです。


公園手前の広くなっているところにバイクを停め、入ります。

なんというか、園芸センターのような感じで、
季節の木々を鑑賞するという雰囲気はありません。
あまり公園って感じがしないです。



なんだろう?

なんか落ち着かない公園なんだよなあ〜。
公園なのにくつろげない。

何が原因かよくわからない。
行ってみれば言わんとしていることがわかるかも。


公園入口のゲート横に銅像がありました。
どうやら木曾義昌公のようです。



平凡・・ということで。
一応名家生まれということで、身なりはしっかりしていたということでしょうか。

ちなみに旭市の由来ですが、
4つの町が合併して「旭」が生まれる際に、
野々口隆正という歌人が、木曾義昌公をテーマにした和歌の中に「旭」という言葉が使われていたので、
「旭」という地名になったとのことです。

「兄の友達の親戚の知り合いが言っていた」みたいなつながりだな・・・


さきほどの銅像のさらに隣には木々が茂っており、
その中を見てみると・・・



どうやらここが、木曾義昌公のお墓のようです。



とりあえずカードを供えてきました。
ゲームという媒体であっても、木曾義昌公の名前は語り継がれていると。



こんな場所でした。

「木曾義昌公史跡公園」というスポットなわけですが、
正直「公園」の部分は違和感がある場所でした。
ウォーキングの休憩場所としても微妙な位置で、
公園としての機能としては全く期待できません。

レポでだらだら書いた通り、彼が何をした人物なのかを知った上で、
史跡としてここを訪問するのが正しいスポットだと思いました。
公園で感じる「違和感」を自分の肌で感じたいのなら、それはそれでオススメしますがw

以上、木曾義昌公史跡公園をお送りしました。
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