File 150 千葉大学こみなと水族館

勝浦の南にある、別名「鯛の浦」と言われる内浦湾のほとりに、
千葉大学の研究施設に併設された無料水族館があるという。
はたしてどのようなところなのか?

千葉大学海洋バイオシステム研究センター こみなと水族館
【所在地】千葉県鴨川市内浦1
【地図】googleマップ
【HP】こみなと水族館のHP
【交通手段】JR外房線 安房小湊駅から徒歩15分
【注意事項】月曜日と金曜日が休館日。



2011/03/06訪問

B級スポット紹介で超有名な、荒川さんのHPで掲示板をチェックしていたところ・・
「とんねるすいぞくかん」の隣にあった「こみなと水族館」を訪問しているではないか!
以前訪問したときは、施設の合併が理由で入口の門が閉ざされており、
建物自体をお目にかかることができませんでした。

再開したのであれば、私的には大ニュース。早速訪問してきました。


勝浦の観光スポットとして有名な「鯛の浦」や「誕生寺」があるエリアに、
日本一の日の出が見られることが売りというホテル「豊明殿」があります。
その「豊明殿」を前に、右手にあるピンクのトンネルが、
「File 069」で紹介されている、「とんねる すいぞくかん」です。
この場所を左側に行くと・・・


こんな感じの入口があります。
門柱には「千葉大学海洋バイオシステム研究センター」と書かれています。


門をしばらく進むと、内浦湾が見渡せる道が続きます。
素晴らしい景色です。


道なりに進むと、2階建ての建物が見えてきました。
ここが目的地のようです。
建物はそこそこの大きさですが、自称「宇宙一小さい」水族館だそうです。


表札には「千葉大学海洋バイオシステム研究センター」とあります。
車が停まっているんだけど、人の気配がしない。
海に出ているのだろうか?
とりあえずそのまま入ります。


入口は公民館とか病院とかの雰囲気。
受付にはカーテンがかかっていて、入館手続き等は無いようです。


開いている部屋は2つ、左がギャラリー、右が水族館となっています。
右の水族館から行ってみます。


お、水族館してる。
なんか違和感があるな、と思ったんだけど、たぶん水族館は基本暗いからかなと。
なぜ水族館は暗いのか、明るい水族館で魚がおかしくならないか?
なんて研究をしているのかもw


こんな感じ。
中央のよくわからない展示物はいかにも研究施設という感じ。


よくみてみると・・ウニがいました。
ウミウシもいる、みたいな張り紙がしてありましたが、どこにもいませんでした。
ウニはともかく、ウミウシは触ってみたいなんだよな〜w


水槽。
普通に日本の海にいる魚がいます。当然か。


次の水槽を見ると・・・伊勢海老だらけ。
ちなみに千葉県の伊勢海老水揚げ量は、伊勢(三重県のね)を抜いて全国1位です。


数が多すぎて、軽くグロい感じです。


2つめは大きめの魚、鯛とかカンパチとかですね。
ちなみに近くの「鯛の浦」、その名前のとおり鯛がたくさん泳いでいるのですが、
天然記念物指定のため、獲ることができません。

もう1個の水槽はカレイとか地味な魚で、思わず撮るのを忘れてしまいました。
続けてギャラリーのほうに移動。


ギャラリー。
生体じゃないものはこちらにまとめて展示されている感じです。


ホルマリン漬け。
私も一応作る技術があり、作ったこともあります。
作ったものは母校に飾られていると思います。


他には貝殻、甲羅とか研究内容とかの文章とか。


こんな感じの場所でした。

基本、水族館や動物園は飼育にお金がかかることもあり、
無料の場所は全国を観ても皆無ということを考えると、姿勢が素晴らしい。

この周辺の水族館的な施設は2つ。
鴨川シーワールド、勝浦の水中展望台、ですね。
どちらも払ったお金に見合うだけのものを観ることができますが、
払うお金が無い、それほど魚を見るのに熱心ではない、というのであればここがオススメ。
自称「宇宙一小さい」といううたい文句からもうかがえるとおり、
なかなか良いB級の雰囲気も醸し出していますので、
当HPに掲載されるような物件を回っている方にも強くオススメしたいと思います。

以上、千葉大学こみなと水族館をお送りしました。
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