File 134 続・岩崎巴人氏の防空壕壁画

以前紹介した「防空壕壁画」を制作した岩崎巴人氏が、
館山の別の防空壕にも絵を描いているという。
はたしてどのような絵なのか?


【所在地】非公開
【地図】非公開
【HP】なし
【交通手段】非公開


2010/10/02訪問

先日「岩崎巴人氏の防空壕壁画」を紹介させていただきましたが、
リンクを張らせていただいている「動物園・B級スポット」の管理者である荒川さんから、
「同氏が書いた壁画が××にもあるようだ」という情報をいただきましたので、本日訪問してきました。
情報をご提供いただいた荒川さんに、心から御礼申し上げます。


館山の某所。
ドライブ・ツーリングで走る道路としてはかなり有名な場所なので、
何度か通っている場合はこの場所がどこだかすぐにわかると思います。

急な坂が山のほうに続いていますが、この坂をのぼっていきます。



結構坂が急で、距離もありますので、車は車体が小さくてかつ、運転に慣れていないと危ないです。
バイクはリアブレーキだけだと後ろに後退するぐらい急なので、転倒に注意してください。



しばらく進むと開けた場所に出ます。
左がお寺、右が芸術家?のアトリエになっているようです。
さらに進みます。


進むと分かれ道があります。
ここを右に曲がります。


すると、南房総の海が展望できる、すばらしい景観の場所に出ます。
ここにバイクをとめて、左に見える道を進んでいきます。


民家なのか物置なのかよくわからないところがありますが、
突っ切ります。




お、何か見えてきました。



やってきました。
ここが、岩崎巴人氏の壁画があるという防空壕です。
ライトを準備して、突入。



しばらくは外からの光があるので、ライトなしでも見えますが、
突き当たりを曲がると・・


一気に暗闇・・・と言いたいところだが、照明がありました。
しかし、この2箇所の照明は洞窟自体を照らすものであり、
壁画を照らすものではなさそうです。

とりあえず洞窟をそのまま歩いていくと・・・そのまま外へ出てしまいました。
壁画が見当たらない。

かたっぱしから暗闇にライトを照らして、念入りに調べてみると・・・



お、ここのようです。
ここに何があるかを知らないと、素通りしてしまうような感じでした。

とりあえず動画を用意しました。
入口は3つあり、そのうち1個から入って、最初の入口に出るような形の動画です。

防空壕内部(WMV 16MB)


いかがでしょうか?
岩崎巴人氏の絵はかなり隠されるような場所に描かれています。


どんな絵かはっきりわからないので、フラッシュを焚いて撮ってみました。

はたしてどんな絵なのか・・・




・・・・





・・・・








こんな感じでした。
画像の水平がダメですが、暗闇だから水平をとるのが難しいんです・・・仕方ないということで。

なんか永井豪ティストを感じるのは気のせいでしょうか。


もう1つの出口を外から。
ただ穴を掘っただけではなく、
内側にブロックがきちんと積まれていることから、
重要な人物用に用意された防空壕と理解してよいかと思います。
そもそもこの場所の頂上には今も現役の「通信所」があることから、
高位の将官が常駐していることが多かったという可能性があります。
全て想像ですが・・・



ついでに冒頭の開けた場所にあったお寺にも寄ってみます。
境内には洞窟でみたアレが・・・


そのアレ。
隣のアトリエで制作されているものと思われます。
しかし何かわからないので不気味ですね・・・


お寺の堂の中。特にこれといった特徴はありません。


堂を出ると、美しい景色が。
こんな景色があるような場所とは思えないところです。
ちなみに左上に白い塔みたいなのが複数見えると思いますが、
これは「通信所」のものです。



来た道を引き返して帰ろうと、急坂を下っていたところ、
こちらにも美しい景色が広がっていたので撮影。

こんな感じの場所でした。
前のスポットのような、何を考えて描いたかわからない異様な雰囲気は感じられません。
場違いの場所にまっとうな絵があるのが原因なのか、妙にインパクトがあります。
雰囲気的には対を成す感じなので、前の防空壕壁画を観ることができた方は、
ぜひともこちらも探してみつけてほしいと思いました。

以上、続・岩崎巴人氏の防空壕壁画をお送りしました。


2011/02/27訪問

残りの2つが周辺にあるということで、この日に調べてみたところ・・・
思ったより簡単に見つかる場所にありました。画像をUPしておきます。




こちらも一緒に探してみてはいかがでしょうか。
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