File 130 百態の竜

館山市内にある有名な神社、鶴谷八幡宮。
神社の中には「百態の竜」なる彫刻があるという。
はたしてどのようなものなのか?


鶴谷八幡宮(つるがやはちまんぐう)
【所在地】千葉県館山市八幡68
【地図】googleマップ
【HP】ありません。
【交通手段】JR館山駅から徒歩20分、館山駅から路線バスあり。

2010/09/05訪問

今年の夏も終わりが近づいてきました。
千葉でこの時期にバイクで走る場所といえば、南房総。
この日は残り少ない夏を満喫するため、南房総を走ってきました。

今回は館山の市街地の中にある、「鶴谷八幡宮」に行ってきました。

館山の一番有名な神社となると、間違いなく「安房神社」なのですが、
安房神社は市街地からかなり離れており、
館山の市民の生活に近い神社となると、今回訪問した鶴谷八幡宮ではないでしょうか。

その鶴谷八幡宮にある「百態の竜」なる彫刻が有名だそうなので、見てみることにしました。


館山駅から徒歩20分と、それほど離れていない場所にある鶴谷八幡宮です。
周辺の道路は近くにあるショッピングセンターの影響か、結構混んでいました。
バイクを参拝者用駐車場に停めて、正面の鳥居から歩いていきます。


整然とした境内。
館山という土地柄、境内には海軍関連の石碑が多く見受けられました。


道路を挟んでもう1つ鳥居。進んでいきます。


参道に特徴的な顔の銅像がありました。城西国際大学の創始者のようです。
銅像脇には城西国際大学の箱根駅伝シード権に関する祝い文が書いてあります。


名工、鈴木伊三郎氏の狛犬らしい。
その他、境内には著名人の作品がたくさん置かれています。


そんなわけで本堂に到着。


早速、竜探しをしてみます。


・・・と、見上げてみたら早くも発見。


天井にびっしり彫刻が並べられています。
これが「百態の竜」といわれる彫刻です。

文化財になるのも納得、これだけ並べると壮大な景観です。


全部の竜が入るように真下から撮影。

あまり長く見ていると首の血流が悪くなって、
立ちくらみを起こしますので注意してください。


この物件の詳細ですが、
幕末から明治にかけて活躍した木彫師、後藤利兵衛義光の手によるもので、
有形文化財に指定されています。

とまあ、こんな場所です。
正直、これに興味がない人にとってはただの神社で、それほどみるべきものはないです。
この写真を見て、ぜひ実物を見てみたい!と思うのでしたら、ぜひ訪れてみてください。

館山には土地柄、数多くの観光資源がありますが、
観光客にとっては当たり前ですが、基本的には有名なものをピックアップして観光していくと思います。
結果、こういった派手さの無い文化財は影に隠れてしまっていますが、
私としてはせっかく千葉県に住んでいて、館山に頻繁にいけるわけですから、
こういったすばらしいものを1つ1つじっくり見ていきたいと思いました。

以上、百態の竜をお送りしました。

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