File 127 昭和ロマン館

とある建築会社の社内に作られた博物館。
中には昭和を代表する画家の一人、小松崎茂氏の作品が展示されているという。
果たしてどのような場所なのか?

昭和ロマン館
【所在地】千葉県松戸市小金清志町3−59
【地図】googleマップ
【HP】「昭和ロマン館」のHP
【交通手段】車かバイクで。かなり迷いやすいところにあります。

2010/08/25訪問

いつ放映されたか記憶があやふやだが、
「なんでも鑑定団」にて、小松崎茂という画家についての話題がありました。
彼は空想科学物、プラモデルの箱絵などで活躍した画家です。

作品はグーグルの画像検索で見てください。
グーグル画像検索結果「小松崎茂」
おそらく30歳以上ぐらいなら、どこかで見たことがある画風かと思います。
私は近所の駄菓子屋にて、プラモデルのパッケージでみかけたことが一番多く、
あとは図書館で本を読みまくっていた時期があるのですが、
その中でも「ジャガーバックス」やら「ドラゴンブックス」やらの本が好きでした。
それ系統の本と一緒に、彼の絵を見かけることは少なくありませんでした。

ちなみに「何でも鑑定団」によると、小松崎茂氏の作品は、
本人が非常に大量に作品を書いているため、出回っている数が多く、目がとび出るほど高くはならないようです。
そのためにお手ごろ価格となり、見た目や懐かしさもあいまって、コレクターが増え始めているようです。

その絵が全国で一番集まっているらしいのがここ、昭和ロマン館のようです。
懐かしい絵が見れるとワクワクしながら、本日訪問してきました。

ちなみに今まで行かなかった理由ですが、この博物館、平日のみ開館となっています。
土日は休館ですので、注意してください。



正直行きにくい場所にある新松戸駅から、
通り過ぎてしまわないように慎重に走っていくと写真のような建物があります。
建物自体は「浅野工務店」という会社のもので、その中に博物館があるようです。
早速入ってみます。



入口。ドアに「昭和ロマン館」とあります。
ちなみに入場無料です。



店内の博物館入口。
残念ながら館内は撮影禁止なので写真はありません。
とりあえず一部の作品は、上記のHPへのリンクで見ることができます。

館内は結構狭く、20畳ぐらいの広さでしょうか。
しきいでその部屋が半分に区切られていて、
半分が違う画家のもの、そして小松崎茂の作品、といった構成になっています。

残念ながらこの日は岡山で展示会を行っているらしく、
主要な絵はそちらに行ってしまっているようでした。
それでもだいたいのツボを抑えた陳列になっていました。

原画は9個。これはいずれも戦時中の戦艦を描いたもの。
そして雑誌からぬきとったページを額に入れたものが50点ぐらい、
プラモデルの箱が30個ぐらい、雑誌の表紙が30個ぐらい、こんな感じでした。

彼の絵は脳裏に激しく残っているので、非常に楽しかったですが、
やはり数が少なかった。
お金を取られてもいいから、岡山の展示会でやっている作品も見てみたかったです。

あとはビデオで、生前の小松崎茂氏が自分の歩んできた道について語っていました。

こんな感じの場所です。
上にあるgoogle画像検索で出てくる絵が好きじゃないと、
行く価値は全くありません。逆に言うと好きであれば行っておいて損はしないと思います。
前述のように作品数がそれほど多くはありませんが、1つ1つに懐かしさを感じるのであれば、
展示点数は問題じゃないと思います。幼少の思い出に浸れる、良い場所かなと思いました。


以上、昭和ロマン館をお送りしました。

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