File 123 三石山観音寺

亀山湖を見下ろすようにそびえ立つ三石山。
その三石山の頂上近くにある、巨石と共存した奇妙なお寺。
スポーツで活躍できるようになるとのことで、多くのスポーツ選手が参拝に訪れるという。

三石山観音寺(みついしさん かんのんじ)
【所在地】千葉県君津市草川原三石1407
【地図】googleマップ
【HP】ありません。
【交通手段】車かバイクで。公共交通はありません。

2010/07/10訪問

本日、実は別のスポットへ訪問予定でしたが、
2台あるバイクのうち、目的地への地図を積んでいないほうで家を出てしまい、
中継地点で間違えたことに気がつくという凡ミスを犯してしまいました。

しょうがないので、以前にも訪問したことがある、場所を知っているスポットに行ってきました。
近頃は運動不足ということもあり、運動ができる場所がよいと考え、
三石山観音寺に行ってみることにしました。


亀山湖のほとりにある、三石山観音寺への看板。

片倉ダムの近くの林道からも入れますが、
こちらは看板が無いので、初めての方は亀山湖のほうの入口をオススメします。



三石山観音寺までの道のりである林道は、その名も「片倉三石線」。全線舗装済みです。
亀山側のほうはゆるくて快走林道ですが、
片倉ダムが近くなると連続ヘアピンが続き、路面状態もよくないので飛ばさないようにしましょう。


三石山観音寺の少し手前に、
以前行ったときには無かった展望台のようなものがありましたので、寄ってみます。


三石山展望広場だそうです。
展望マニアの私としては登らざるを得ません。


階段が続きますが、おもったより頂上が近いので体力は使いません。


頂上。
小屋にはなぜかテーピングがしてあり、入れませんでした。


そこから見える風景。
天気が良いと、富士山、横浜が見えるようです。
千葉は晴れているけど、西のほうは雨だったせいもあるのか、
姉崎の工場ぐらいまでしか見えませんでした。


三石山展望広場から少しだけ移動すると、大きな「三石山」の看板が見えてきました。
ここが三石山観音寺になります。

ちなみに亀山の入口の看板からだと、普通のペースで走って15分ぐらいはかかります。
意外と遠いので注意してください。


門をくぐると、廃れた商店が。
全盛期は商売できるほどお客さんが来ていたんでしょうね。



さりげなく諭している看板。
あとはここにあるお地蔵さんは衣服を着ているものが多く、
格好の被写体になってくれます。


暑いと参道を歩くだけでもツライです・・。
でも雰囲気は良いです。


ようやく見えてきました。


ここが三石山観音寺です。
正面のは新しくできた本堂で、古い本堂は奥にあります。
目立つのは左にあるオブジェ。何だろう。


シドニー2000と書かれた碑。
カゴみたいなところの中にはシューズ、
下にはマラソン金メダリスト、高橋尚子、小出監督、深山コーチの名前が彫られています。

一応、このお寺を参拝したため、金メダルが獲れるご利益があったということになっています。


境内のあっちこっちに置かれている看板。
ここにある特徴的な巨石が落下するためです。
かと言っても、参道が長いので脱出は困難ですが・・・。


新本堂。

このお寺のご利益ですが、「1回だけ願いを叶えてくれる」そうです。
それが高橋尚子の場合、金メダルだったということですね・・。


ん?ジャイアンツの高橋選手のサインが。
今年はそこそこ復活したみたいですね。


旧本堂に行ってみます。
新本堂の左のほうの道を歩いていくと、
今にも落ちそうな巨大な石が絶妙なバランスで高台にのっかっています。

ちなみにこの三石山、
頂上に3つの巨大な石があったから三石山ということになっているそうです。
それがこの石なのかどうかはわかりませんが・・。


旧本堂。彫りがすばらしい。
この中に観音様がありますが、実際にあなたの目で見ていただくということで・・。


この巨石の上まで登れるらしいので、行ってみます。
階段が用意されているので、のぼってみます。


エッシャーの騙し絵みたいな錯覚を感じる道を進んでいきます。
アップダウンが激しいので、体力をどんどん消費していきます。
まさにスポーツ系寺社というべきか。


巨石の頂上が見えてきました。


最後の階段をあがると、こんな感じになっています。

布着れはすべてハンカチで、ここにハンカチを備えると縁結びの効果があるそうです。
その背景には、さきほどの展望場で見たような景色が広がっています。

とまあ、こんな場所です。
このお寺自体は1420年からあるそうで、かなり歴史のあるお寺です。
その割に参拝客が少ないのは、間違いなく立地のせいだと思われます。
その少ない参拝客の中で成功している人が数多くいるわけですし、
もうちょっと有名になって欲しいお寺ではないかと思います。
私的にこのお寺の参道を歩いたり、石を登るのがなかなか楽しいものでしたので、
実は子連れの方にこそオススメかもしれません。


以上、三石山観音寺をお送りしました。
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