File 116 正木温泉

館山の田園地帯にある、手作り感あふれる温泉。
この温泉に入ると、万病が快癒する効果があるという。
TVで放映されるなどして知名度上昇中のスポット。


正木温泉
【所在地】千葉県館山市正木3027
【地図】googleマップ
【HP】ありません。
【交通手段】バイクか自動車で、公共交通は無いに等しいです。

2010/05/22訪問

数ヶ月前、会社を早退して帰宅してTVをつけたところ、
ニュースの特集コーナーにて今回レポする物件が放映されていました。
その名前は「正木温泉」。
建物の風貌とアナウンサーのレポートから、
普通ではない雰囲気が感じ取れたので、
ぜひ行かなければということで訪問してきました。



千葉のドライブ、ツーリングの休憩場所として人気がある、
「道の駅 三芳」から西方向に走っていくと、正木という地名があります。
かなり目立つ「正木」の看板が出ている場所まで来たら、そこから北の方向へいきます。


左右に水田がある道路をまっすぐ進んでいきます。


しばらく進むと、神河鉱泉との看板がでています。
正木温泉も同じ方向なので、看板が指す方向に進んでいきます。


てなわけで到着。
ちなみにこの道の先に「神河鉱泉」があり、入浴料は1000円です。
WEBサイト等を見る限り、泉質は正木温泉と変わらないような気がします。


「正木温泉」の看板の下を見ると、
すぐに理解するのが難しい料金体系が書かれています。
というか、私の脳みそでは理解できませんでした。


入口すぐの風景。
館山ということもありますが、中途半端に南国チックです。
左に駐車スペースがありますのでバイクを停めて中に入ります。


えーと。こっちかな?
おそるおそる進んでみると・・・


どうやらここが正木温泉の建物のようです。
建物の構造がよくわかりません。


建物の入口の看板を見てみる。
例の料金体系にさらに50円が追加されています。

でかけているようなので、そのまま入ってみます。


狭っ!

ものすごい手作り感がします。
それはよいのだが、どこがドアでどこか壁かわかりません。

さらに壁の至るところに、手書きの文章が書かれた紙が貼ってあります。
これがまた読みにくく、眺めているだけで暗示のように脳を刺激してきます。


すぐ右手をみると、料金箱があります。
さきほどの表より大幅に簡略化されています。
とりあえず550円を入れました。


どこがドアかわからないので、総当りで壁をさぐっていくとドアがあったので、
開けてみると脱衣所がありました。
おまけにこんな紙が貼ってあります。
私だけではなく、他の人もやはり壁とドアの区別がつかなかったようです。


迷宮を攻略し、ようやく中に。
泉質は養老渓谷周辺、内房の海沿いの温泉と同じような感じです。
どうも循環していないようなので、できれば午前中に入ったほうがよいかもしれません。
というか、他に入った人がいないかもしれませんが・・。


湯船から。
左の壁のほうに注意書きがありますが、
入口からの読みにくい文章ラッシュでもう読む気になれませんでした。

入ってみると、意外と良いです。
前述の温泉地と同じ感じでポカポカしてよいです。
温泉としては特に問題があるようには見受けられませんでした。

TVで放映された内容によると、
ここの主人は下半身不随で動けなくなったそうですが、
この温泉に入ったところ、1ヶ月ぐらいで直ってしまったとのこと。
それ以降、自分と同じような人を治していきたいということで、
自宅の敷地に温泉施設を建てて、自分を治した源泉からお湯を汲んできて入れているそうです。

温泉の運営に関しては、ズブの素人がやっているわけですが、
温泉に入れて治してあげたい!という心意義に感銘を受けます。
読みにくい文章は、この温泉の素晴らしさを皆に教えてあげたい!という
意欲が先走りしてしまって整理がつかず、こんな感じになってしまったのかなと。

温泉地での日帰り入浴ができるような旅館で、
温泉に入ってゆっくり過ごしたいという人には、ココはオススメできません。

各地のいろいろな温泉に入っていて、たまに変わった温泉に入ってみようかな、
というような軽い気持ちで訪問することをオススメします。

以上、正木温泉をお送りしました。
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