spmenu001.htmlhtml> ちBポ 千葉の愛しきB級スポット達


File 108 浜の七福神めぐり

千葉でもっとも有名な海岸線、
九十九里浜を横断するコースの七福神めぐり。
実施期限が近づいていたのでこの日チャレンジしてきました。



【地図】googleマップ

2010/04/03訪問

私は千葉県内の七福神めぐりを制覇していくことも目標としておりますが、
その主な七福神めぐりの1つ「浜の七福神めぐり」に挑戦してみました。

この「浜の七福神めぐり」は、7つの町の観光協会の合同企画で、
(横芝、山武、九十九里、大網白里、白子、長生、一宮)
それぞれの町に七福神の1人を祭った寺社が用意されています。
それを順番に訪問すると、九十九里をまっすぐ駆け抜けるようなコースになります。

私には日にちを分けてコツコツやるのは性に合わないので、
他の七福神めぐりと同様に、キャノンボール風に1日で回ってみます。
それではレポします。

事前情報では、寺社のほうにスタンプ台帳が置いてあるところが無いとのことで、
それを手に入れるために、その町の観光協会に向かいます。
この七福神めぐりはコースがほぼ一直線なので、
最北端にあたる、横芝の観光協会が一番効率がいいわけです。


というわけでスタート地点は横芝駅。
のどかな田舎の駅といった感じです。


その横芝駅のロータリー横に、観光案内所があります。
ここにスタンプラリーの台帳があるようです。


早速聞いてみたところ、1つの冊子をいただきました。
しっかりとした冊子で、それぞれの寺社への地図、
そしてメロンや宿泊券などのスタンプラリーの景品が掲載されています。

ちなみに表紙のキャラの名前は、タックン だそうです。
・・・・・。


横芝駅から東方向に走って県道122号に入り、目的地に向かってはしります。
目的地が近づくと、こういった黄色い看板が見えてきます。


ちょっとした住宅街の中の道を走っていくと、到着。
最初の目的地、四社神社です。


祠があり、布袋尊と書かれています。


最初の七福神、布袋尊です。
すぐ横にスタンプがありましたので、もらっておきます。

次は五所神社に向かいます。

同じく県道122号を南下していくと、五所神社への案内がありました。
看板の基本デザインが共有されているようなので、他の七福神めぐりよりわかりやすいです。


参道がきちんと整備されており、なかなかの景観です。


五所神社に到着。
本堂の階段のところにスタンプがありましたので、いただいておきます。


肝心の七福神像は・・というと、本堂の右脇の道を歩いていくと、
七福神が置いてある祠が見えてきました。


2人目の七福神、大黒天です。

全部回ったから書けるのですが、
他の七福神めぐりは、七福神像の様式が全部違うケースが多いです。
今回の七福神めぐりの七福神像は、全部作者が共通で様式が一緒です。
こういう企画ありきでしっかり作られたもので、好感が持てます。


3つ目は比較的離れていて、九十九里町の町役場の隣。
122号を走って例の黄色い看板を探そうとすると、かなり先まで走ってしまい、
来た道を戻ることになります。九十九里町の中心街を目指して走るとよいです。


こちらが3つめの寺社、八坂神社です。
こじんまりとした神社です。


3人目の七福神、恵比寿です。

ここのスタンプだけがやけに使い込まれていて、枠がゆがんでいます。
他のお寺が郊外にあるためか、使用頻度が低いだけかもしれませんが・・。

次にいきます。


4つめの寺社、要行寺です。
ここの地名自体が「要行寺」となっており、
災害からの避難先の看板も「要行寺」になっていますので、
地元では有名なお寺のようです。


要行寺の門です。
このお寺はなんと鎌倉時代からあるそうです。
その鎌倉時代の名残を残す門、ということで、文化財となっています。


このお寺、境内にやたら像があります。しかもそれが少し変な感じです。
たとえばこれ、日蓮大聖人だそうです。
普通のお寺にある日蓮像といえば、袈裟+笠帽子+尺杖姿なのですが、
これは姿というか、等身がおかしいのか、妙なインパクトがあります。


肝心の七福神はというと・・。
なんか船に乗ってカッコいいです。まるで船頭というかタイタニックというか・・。
隣の七福神はエクザイルっぽいし。

とりあえず4人目、寿老人です。


次。移動距離は短めなほうで、すぐに眞光寺の看板がありました。


比較的新しく、お寺の向かいには広大な墓地が広がっていました。
駐車場もムダに広く、墓地運営だけでかなり儲かっていそうです。


5人目、毘沙門天です。
他にみるところが無いお寺なので、さっさと次にいきます。


6個目の寺社、清泰寺です。
あたり一面畑の景色に、看板が目立ちますのですぐにわかります。
ただ、この道に入るまでがてこずりました。
詳しくは書きませんが、七福神めぐりで一番注意するべきポイントかなと。


清泰寺の入口。
色のせいでお寺の門というより、豪邸の入口のような雰囲気です。


清泰寺の本堂が見えます。
配置を工夫しているのかわかりませんが、墓地が結構みにくい場所にあります。
本堂と庭だけでこの場所が成立しているようにうまく見せているので、
一息つくにはなかなかいい場所かもしれません。


6人目、弁才天です。
残すはあと1人!


最後の寺社は、上総一宮駅のすぐ近く。
駅まで走っていって、そこから探すだけで問題ないと思います。

ちなみにこの日の昼ごはんは上総一ノ宮駅前にある有名店、
タカラ亭でいただきました。ここはオススメです。


そしてラスト、観明寺です。
例の看板が右に貼られていますが、外の道からは目立たない上、
周辺にはお寺が多いので、名前を覚えて探すほうが良いと思います。


このお寺の本堂。
これがちょっと面白いんです。


針みたいなのが出ているのがわかると思うのですが、
これは「針地獄」をあらわしているそうです。
今回は見ることができませんでしたが、扉の中にある欄干をあわせて全体で、
「地獄極楽図」を表現しているそうです。中を見てみたいのう・・・。


こちらは文化財の水屋。ガラス張りの小屋に保存されています。
見てのとおり、水屋としてはもったいないぐらいの美しい彫りが入っています。


こちらは最近修復したらしい、金毘羅堂。


結構な作り込みです。

肝心の七福神のほうはというと・・・。


なぜか寿老人と福禄寿が並んでいます。

寿老人のほうの看板を見てみると「外房七福神」とあります。
今後のターゲットにしてみようかなと思います。


ともかく浜の七福神の最後の1人、福寿禄。
これで7人揃いました。


最後のスタンプを押して、捺印欄が全部埋まりました。
他の七福神めぐりのスタンプと違い、
観光協会の文字が入ったスタンプと大変チープで、
押したときの達成感が微妙に無いのが残念です。

写真を撮った時間と、食事や寺社の見学も考慮すると、かかった時間は約4時間。
ただしバイクを使ってのペースなので、車だともうちょっと時間がかかると思います。

そして、この七福神めぐりの問題点。
九十九里浜の七福神というような宣伝にもかからわず、砂浜や海がほとんど見えないこと。
車で走ることを想定して、案内看板が統一されているあたりや、
七福神像の様式の統一、賞品があるあたりは好感が持てるのですが、
周囲が畑ばかりの直線コースで、走っていて面白くないのが残念。
コースがどうにかなればもっと面白くなったかもしれない、惜しい七福神めぐりかなと思いました。

以上、浜の七福神めぐりをお送りいたしました。
>>Return