File 079 薬王寺の磨崖仏

日本のどこにでもありそうな、「薬王寺」という名前のお寺。
千葉にある「薬王寺」のうち1つに、謎の磨崖仏(まがいぶつ)群が見られるという。
何の変哲も無いお寺の裏に隠された磨崖仏とはどのようなものなのか?

薬王寺の磨崖仏
【所在地】申し訳ございませんが非公開とさせていただきます。
【地図】なし
【HP】なし
【交通手段】バイクが一番探しやすいです。

2009/08/29訪問

本日はバイク日和でした。
明日日曜日は雨のようなので、今日走っておこうと朝4時におきて、某所で走りまくる。
某有名ツーリング向き道路を数回走ったところで、ついでに本物件を訪問。
実は物件があるという確証が無いまま訪問しましたが、運よく目のあたりにすることができました。



場所の超ヒント。入口の看板です。
おそらくこの看板が見えた瞬間、入口は通りすぎていると思います。
それぐらい普通に通りすぎてしまいそうなところにあります。


入口から入ったあと、見通しの悪い細い道を走っていくと、お寺が見えてきます。
これが薬王寺です。


薬王寺の本堂。
入口の戸が木枠の障子とかじゃなくて、そのへんの工務店が入れそうな戸なので、
本堂としての雰囲気は微妙です。

入り口の掲示板を見ても、磨崖仏のことには一言も触れていません。


「磨崖仏」の事を知らなければ、お寺で唯一目立つのはコレかなと。怖い。


磨崖仏とは崖を彫って作られた仏なので、当然崖を重点的に探します。

本堂の右に、崖にぴったりくっついた赤い建物が。怪しい。


赤い建物の右に、戸があります。開けてみます。
そして中にあったのは・・・。



ありました!本日の物件、薬王寺の磨崖仏です。

しかし、それほど彫られた仏の数は多くなく、写真に写っているものでほとんどです。
物件のある場所は暗く、蜘蛛の巣が張っている劣悪な鑑賞環境なので、
あまりじっくり見ることもできず、写真を撮ってソフトタッチして撤収。

という物件です。

実はこの物件を見つける前に、私は千葉にある数件の「薬王寺」を回っています。
それを今回ようやく見つけられたので、磨崖仏そのものより、それを見つけた喜びでいっぱいでした。
発見したときの喜びを皆様にも味わってほしいと思いましたので、
冒頭に説明したとおり、住所を微妙にはぐらかしてみました。
もう1つの理由として、どちらかというといたずらされそうな環境になっていましたので、
物件の保護のためにも、DQNがすぐにかぎつけないように伏せさせていただきました。
皆様も「薬王寺の磨崖仏」捜索にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

以上、薬王寺の磨崖仏をお送りしました。
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