File 075 シャープハイテクノロジーホール

幕張新都心にある、日本が誇る企業SHARPのショールーム的な場所。
創業の歴史から、現在の主力である映像機器産業に関する技術展示がされている。

※2010年2月末をもって閉館しました。

シャープハイテクノロジーホール
【所在地】千葉県千葉市美浜区中瀬1−9−2
【地図】googleマップ
【HP】シャープのHPから
【交通手段】海浜幕張駅から徒歩10分

2009/07/30訪問

夏休みということで、普段は行けない平日営業のスポットを訪問する機会でもあります。
そこで今回はシャープのショールームがあるという話を聞きつけ、訪問してきました。
早速レポします。


こちら、海浜幕張駅から歩いていくとある「ビジネス通り」です。
今回訪問したSHARPをはじめ、富士通、セイコー等の大企業のビルが、
数多く並びます。


富士通のビルのすぐ隣にあるのが、このSHARPのビルです。


今回の物件の案内板。

SHARPのビルです、という看板より、
このハイテクノロジーホールの看板のほうが目立ちます。
ごちゃごちゃした地図が書いてありますが、正面からそのまま入れば問題はありません。

ココの開場は平日のみで、土日祝日はお休みです。


入るとホテルのロビーみたいになっています。
まず受付まで行き、ハイテクノロジーホールを拝見したいと伝えると、
入館用の書類に記入して、入館証がもらえます。
そのまま写真のような、正面に構えている大きい階段を上っていきます。


がらんとした広い空間に出ます。
ここまで受付の人と警備員しか会っていません。
一般の人というか、普通の社員も皆無で、静かな場所です。

この部屋の右手のほうを見てみると・・。


入口がありました。
ここから写真NGです。

入るとすぐに受付があり、下の階から連絡が行っているのか、
すぐに応対していただけました。

面積的にはさほど広くないと思うのですが、
部屋の形が円形でうまく工夫しているためかなり広く感じます。

まずはSHARPの新製品の展示があります。
最新の液晶TV、AQUOSはもちろん、
今年のヒット商品の1つである「プラズマクラスターイオン発生機」が複数台動いています。
それプラス自社製のエアコンも動いているため、
さきほどまでクソ暑い中を歩いてきたので、天国のような空気です。

次はSHARPの歩んできた歴史がディスプレイに流れています。
コレと同じものは入口すぐにある映画館みたいなところでも観ることができます。

出だしは超のつく有名な話、というかワタシは仕事上知っていないといけない話ですが、
SHARPが作った最初のヒット商品は「シャープペンシル」だというお話。
「シャープ」はもちろん社名から取っています。
その後は日本初のTV、電卓、電子レンジ、液晶ディスプレイ等のお話。
やはりSHARPは侮れない。

次は液晶に関する展示。
液晶ディスプレイはどうやって作っているのか、どういう原理なのかを展示しています。
これは非常にわかりやすく、実際に動く原理が視覚的に確認できるのがすばらしいです。
液晶画面の製造過程のそれぞれの部品に直接顕微鏡がくっついていて、
それを覗いてみることができます。

続いて、光の三原色をどうやってまぜて色を自在に変えているかという展示。
テレビに赤、緑、青の3つの色を使って色を表現するのは広く知られているわけですが、
実際にこの3つの色をどうやって画面上でまぜているかはよく知らなかったので、
今回見て、初めて理解できたような気がします。タメになりました。

続いて家電の外装に使われているプラスチックについての展示、
最後にソーラー発電関連の展示で終わりです。

あとはさきほどのSHARPの歴史の映像が見れる映画館みたいな部屋と
記念プリクラが作れるディスプレイが2つ並んでいます。

こんな感じの場所です。
総合的にはかなり面白い場所だと思いました。

特に液晶の技術展示の方法が上手く、訪問者に興味をもたせられるように考えられています。
同時に「こんなのはわかっていても素人じゃ作れない、これだけのものを作っているのはさすが、
お金を払う価値はある」という印象も同時に植え付けられます。

入場無料ですし、平日お休みで夏休みにお子さんと出かけるなら、
かなり穴場で良い場所なんじゃないかなと思いました。
このスポット単体ではそれほど時間は潰せないので、
近くのマリンスタジアムでナイターを観る前に行く、
あるいは海浜幕張駅近くの映画館に行くついでに、というのがよいと思います。
ここは多くの人に行っていただきたい、オススメスポットだと思いました。


以上、シャープハイテクノロジーホールをお送りいたしました。
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