File 073 防衛省技術研究本部 電子装備研究所飯岡支所

飯岡の耕作地帯の水源である白石ダムの近くに、
防衛省の技術研究施設があります。
その敷地内にある、ある事件の原因となった建造物についてレポ。


防衛省技術研究本部 電子装備研究所飯岡支所
【所在地】千葉県旭市塙三番割
【地図】googleマップ
※面白いことに、航空地図モードにしてもこの物件が映っていません。
※【補足】YAHOOの航空地図で見てみると、物件が映っています。何故でしょうかね?
【HP】ありません。
【交通手段】バイクか車で。白石ダムから北に続く道につっこまないように。

2009/07/27訪問

この日は例の青い像を探すも成果は無く、
捜索対象にした地域の中に、以前から訪問しようとしていた物件があったので、これをレポします。


ここが防衛省技術研究本部 電子装備研究所飯岡支所になります。
入口左に守衛さんが居て、ガードしています。
入るように交渉していませんが、空気からして絶対に入ることはできないと思います。



ここの特徴的な建造物を、入口から望遠最大で撮影。
この建物は通称「ガメラレーダー」と呼ばれています。
正式には「FPS-5 Radar」と呼ばれ、戦闘機やミサイルなどの飛来物の監視を行っています。

そこで皆様に思い出していただきたい。

今年はじめのほうの話だが、北朝鮮がミサイルを発射する騒ぎがありました。
なぜかこのときに限って麻生首相が全国への連絡を徹底し、
場合によっては迎撃する、ということで話題になったかと思います。
このミサイルの監視をおこなっていたレーダーの1つがコレになります。

しかし。

この時、ミサイル発射の誤報が2回ありました。

誤報でバタバタしている市役所のスタッフが映像になり、
ニュース番組後半のドキュメントコーナーで放映されて、TV局のいいネタにされていました。

その原因がなんと、この物件だというではないか。

もともとここは平成18年に壊されることになっていたのだが、
北朝鮮がミサイルを撃ち始めたためにそのまま現役を続けることになったそうです。

入り口からではこの角度しか見えないので、別アングルで見るために移動します。


ここは白石ダム湖にかかっている橋になります。
立ち入り禁止の看板があったような気がしますが、
入ってしまった後なので無視します。


こちらから見ると、2面とも大きさこそ違うが、甲羅のような模様があります。
なかなか面白い建造物です。



結果的にこの建造物は国防上の戦犯となってしまったわけで、
取り壊される予定もあった物件なので、ここ数年で無くなる可能性があります。

訪問するには大変な場所ですが、不思議な色と模様の建造物は一見の価値ありです。

以上、ガメラレーダーをお送りいたしました。
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