File 063 東総元駅

2008年に放映されたテレビ東京の番組「チャンピオンズ」の企画で、
大工の達人により、「おみくじ駅」として改修された東総元駅を訪問。
ついでに近くにある通称「洗車場」も訪問。


東総元駅(ひがしふさもとえき)
【所在地】千葉県夷隅郡大多喜町大戸626
【地図】googleマップ
【HP】いすみ鉄道株式会社のHP
【交通手段】五井駅から小湊鉄道に乗り、上総中野駅にていすみ鉄道に乗り換えて東総元にて降車。

2009/05/31 訪問

この日は天候不安定。
バイクに乗るかクルマに乗るか迷いながら町内会の掃除をしていたら、
アキレス腱を痛めるというしょぼいアクシデントが起き、クルマにて訪問。
帰りのすさまじい土砂降りを見る限り、結果的にその選択は正しかったようです。

本日の物件の説明。
去年にテレビ東京の人気がありながらも終了してしまった番組「TVチャンピオン」。
その中の大工選手権で優勝した人が、後番組の「チャンピオンズ」の中で、
駅をまるごと改修するという企画に参加しました。

千葉の内陸部を走るローカル鉄道「いすみ鉄道」の東総元駅に白羽の矢がたち、
安土桃山時代の猛将、大多喜城城主だった本多忠勝の無敗っぷりにあやかり、
「おみくじ駅」として生まれ変わりました。

それではレポしてみます。


道路脇から見える駅の入口。
線路が見えていなかったら、駅だとは全くわからないような影の薄さが感じられます。


駅の看板。手書きです。
看板の左には絵馬があり、将来の職業や志望校などの合格を祈念しています。


線路をまたいで駅を撮ってみる。
この駅舎が、さきほど説明した番組の企画で作られたものになります。
上には大吉と書かれた板が見えます。


上総中野方面の景色。
スタンド・バイ・ミーですよ。


大多喜方面。
お客さんが2名来ましたが、見物だけでした。
電車に乗るためにこの駅に来る人は少ないようです。


駅舎正面。画が曲がってもうた。
シンプルなようで、設計、建設が難しそうな形状。
チャンピオンの腕前が感じ取れます。


駅舎の中。

床は「滑らない」ように、駅のホームも「落ちない」ように、
いろいろとおみくじ運にすがる訪問者の運気を守る気配りをしています。

右のところに回転式のおみくじがあります。
もちろんやってみました。

おみくじ動画(約700KB)









実はこの動画は5回目ぐらいのトライです。残りは全部中吉でした・・・。


時刻表。ローカル鉄道にありがちな本数の少なさがわかります。
1日往復30本、1本あたりの利益を5000円で計上すると15万円。
維持費とか大丈夫なんでしょうかね?
TVの企画に乗っかったのも、なんとなくわかるような気もします。


少し待っていると電車が到着。
今日は乗らないですが、ローカル鉄道の旅もなかなか楽しいかも。
いずれ乗ってみたいですね。


さて、次はこの駅の近くにある、
バイクに付いた土を洗い落とすのに人気の「洗車場」と言われる場所に行ってみます。
車は東総元駅手前の空き地に止めて、歩いていきます。



少し迷ったので、地元の小学生に聞いてみました(※すぐ近くに小学校があります)。
さすがに地元の人は知っているようで、簡単に教えていただけました。
「洗車場」にはこんな道を進んでいきます。


入口が見えてきました。
入口手前から結構道が荒れています。

正直、実物を見る前はオンロードのバイクでも余裕かなと思ったのですが、
この日は不安定な天候のため、水の量が多いような気がしました。
おそらくバイクで来ていても、渡ることはしなかったかもしれません。



これが通称「洗車場」です。
川の上に完全に水にかかった橋のような道があり、対岸の道に続いています。
泥だらけのバイクがここを走りきったら、自動できれいになっているのもわかる気がします。
オフロードバイクに乗ることができたら、ぜひとも渡ってみたいものです。



今回のスポットは一応駅ではありますが、次の電車までかなり待つ「ローカル鉄道の旅」が好きでなければ、
車、バイクじゃないと訪問は現実的に難しいと思います。
ですが、この物件は「B級スポット」の香りがかなり強かったです。
「B級スポットを観に行く!」という気分を満足させてくれる物件だと思います。
ワタシのHPを見て、B級スポットのファンになっていただけた皆様にはオススメのスポットです。

以上、東総元駅をお送りいたしました。
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