2009/05/17 訪問
定額給付金がようやく振り込まれました。
ワタシが定額給付金で一番やりたかった無駄遣い、「高いコーヒーを飲む」を実施するべく、
市川にある本格珈琲店「麻生珈琲店」に行くついでに、資料館も見ていくことにします。
まずは麻生珈琲店に行きます。
市川駅を東南の出口から出て、商店街を南下していきますと、
2又になっている信号のある交差点に出ますので、そこを左にまがっていくとあります。
というわけで到着。
ちょうど昼時でしたので混んでおり、店内の写真撮影ははばかられるので、
1杯飲むだけにします。
メニューを見ると、コーヒーだけで20種類ぐらいあります。
それぞれのコーヒーの「苦味」や「酸味」などのカテゴリ分けもちゃんとされています。
他に紅茶、ケーキ等もたくさんありました。
とりあえず店内に書いてあったイチオシを注文。名前は忘れてしまいました。(600円)
ワタシはカウンター席に座ったのですが、
そこから見えるキッチンでコーヒーを入れる様が見えます。
豆挽きはちゃんと注文後にやっており、銅製の調理器具を使って丁寧に作ってくれます。
味見もして、温度も調整しているし、さすがに本格的。
出来上がったものは目の前で銅製ポットからカップに注がれる。香りを楽しみ、口に入れてみる。
ウマイ!香りは芳香、やはり目の前で丁寧に作られているのを見ているのもあり、
高級感あふれる良いコーヒーを飲んでいる気分です。
飲み終わったところで、資料館を見たらまた来る旨を話して資料館に向かいます。
今度は駅を通過して北へ。麻生珈琲店からは15分程度。
歩道が細い道を歩いていきます。
到着。
京成の踏切が2つ連続している場所のすぐ隣にありました。
里帰りカップ資料館とあります。
階段を降りていきます。
資料館内。
入ってみると受付等は無く、奥のほうに歩いていくと、ここの館長らしき人が居ましたので話かけてみます。
ちょうど東京テレビで「なんでも鑑定団」をやっており、それに見入っていました。
もしここを訪問する場合はこの時間帯を避けましょう。(笑)
入館料は500円とのこと。しかもコーヒーとデザート付。
さっき飲んできたのに。
少しお話して写真OKをいただきました。
ここで集めているものに関して少し説明。
日本が江戸時代の頃、世界は大航海時代でした。
食品、香料などの貿易品を保存するのに必要な、陶器の入物が世界的に不足していました。
それに追い討ちをかけて、当時陶器を大量に作っていた中国(清朝)が内乱で、
陶器が入手できない時期があったそうです。
そこで日本の陶器を代わりに使用することになったわけです。
この時に日本の陶器は質、デザインが良いということで大変人気が出たので、
日本でコーヒーカップ等を作らせて輸入することになりました。
この時の相場は、陶器=金が同じ重さで取引されていたそうですから、たいへん高価な取引だったようです。
時は経ち、ここの社長さんが世界に散らばった日本製コーヒーカップを集めて、
日本に持ち帰って展示しているのです。ロマンを感じます。
少しお話ししましたが、
ここの社長さん、コレクター兼研究者という感じでかなりの骨董品マニアです。
おそらく同じレベルの骨董品マニアとしか話が盛り上がらないタイプとみました。
ですので、話があまり長続きしませんでした。
ここの社長さんは本も出しており(出版社名を見る限り、おそらく自費出版ですが)、
地域新聞にも寄稿しているそうです。
コーヒーカップコレクションといい、世界のコーヒーにかける並ならぬ情熱が感じられます。
コーヒーとデザートをいただいて、コレクションをひととおり拝見したあと、
お礼を申し上げて、さきほどの店に戻ります。
戻ってみましたが、まだまだ客は多い。さすがに人気店のようです。
迷惑がかかるので店内の写真は断念。
あるかもしれないと思った「コピ・ルアック」はメニューにありませんでした。
とりあえず高いコーヒーを飲むという目的を達成するために、
「ブルーマウンテンNo1」を注文。シフォンケーキを添えて。
写真のものだけで1000円です。いただきます。
この「ブルーマウンテンNo1」、むちゃくちゃいい香りです。
後味スッキリ、このコーヒーがなぜ高いのかがよくわかります。
シフォンケーキの味も良いです。予算は高いですが、素晴らしい店だと思います。
3杯の濃厚なコーヒーを2時間で飲んだので、胃の調子が悪くなりましたが良いひとときを過ごせました。
自分の中では、市川にいくときは必ず寄っていく店になりました。皆様もぜひいかがでしょうか?
以上、里帰りカップ資料館をお送りいたしました。
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