2009/05/02 訪問
ゴールデンウィークに入りました。
例のETC1000円で渋滞するのは、
おそらく高速道路が通っている内房、銚子方面と考えられるので、
外房のスポットを訪問してみました。
今回訪問する場所は比較的新しいお寺で、ツーリングマップル等の道路地図に載っていないことが多いです。
ここの最大のポイントは、寺社自体が特徴的な形をしているということで実物を見たくなり、訪問してみました。
大原駅から御宿方面に南下していくと、このような看板がある交差点があります。
もちろん指示に従って進んでいきます。
この看板から、物件まではかなり距離があります。
上記看板の後は電柱に看板があるので、電柱を頼りにしていくと良いでしょう。
というわけで到着。
参道入り口です。
なぜか海岸への注意もありますので、頭にとどめて進んでいきます。
そして参道を進んで右手に見えた景色は・・・。
ビグ・ザムが出てきました。
逆光のため良い写真が撮れませんでしたが、
これでも十分特異さがわかると思います。
参道は時計回りの渦巻きの坂になっており、
坂はかなり急で、結構体力を消耗します。
そして本堂に到着。
コレ、お寺の形していませんが・・・。
色もまさしくビグ・ザムなんですが。
このお寺は、昭和40年からあったそうですが、
潮風により老朽化し、平成8年に現在の形に作られたとのことです。
入ってみます。
スリッパに履き替えます。
本堂入り口。
お寺の雰囲気なんぞ全くありません。
しゃれたコテージという感じでしょうか。
入口の窓からから中をのぞいてみる。
すると誰かが近寄ってくる。
尼僧さんがドアを開けてくれましたので、中に入り、
いろいろ話をしながら写真の許可をいただく。
これが堂の中です。
このお寺では七福神を七福天として祭っています。
写真をみればわかるとおり、ご神体として七福神の像が並んでいます。
床板の形を見ればわかりますが、複雑な形の部屋になっており、
直線基調の日本のお寺とは全く違った雰囲気を醸し出しています。
交通安全のお守りは無かったので、お賽銭だけ入れて拝みました。
その後、他の観光客がたくさん入ってきたので、お寺を出ます。
入り口にあった海に入るときの注意の看板を思い出し、
参道の途中にあった分岐を歩いていきます。
いいカンジです。
若干砂浜が汚いですが、プライベートビーチという感じで、
誰もいない海岸を楽しめます。
ん?あやしげな穴が空いている。
接近。
人的に作られたものに間違いないですね。
結構足場が危ないですが、行ってみます。
なんだかわかりませんが、つっかえ棒のようになっています。
中。奥に続いているようですが、さすがに入る気はしませんでした。
こういうところはゲジゲジが一斉にブワーッと散る可能性がありますし。
別の穴に入ろうとして壁を這いながら進むと、手がかりにしていた岩がポコッと取れた。
かなりもろくて危険です。しっかり写真を撮っていますが、ココは危ないです。
足場がくずれて頭打ったりすると危ないので、これにて撤退。
プライベートビーチ全景。
船を結ぶ鎖っぽいものもありましたので、普通に個人の船舶を係留する場所だったみたいですね。
あるいは戦跡だった可能性もありますね。
ここの360度ビュー動画作ってみました。
海岸全景(3MB)
結構雰囲気よさそうでしょ?
こんな感じで大原山七福天寺を拝観してまいりました。
普通の寺社にはみられない、異形の本堂がウリですが、
建造が新しいこともあってか、古い寺社特有の神秘的な雰囲気は全く感じられませんでした。
古き良き日本の寺社建築が好きという方には、本物件は全く合わない可能性があります。
しかし、この形をしているお寺は他とないと思いますので、
近代寺社建築の1つの方向として、芸術品をみるような感覚で訪問してみてはいかがでしょうか?
以上、大原山七福天寺をお送りいたしました。
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