File 059 大原山七福天寺

大原の海のふもとにそびえたつ、比較的新しいお寺。
特徴的な形と、巨大な脚で支えられた本堂は巨大ロボットを連想させる。


大原山七福天寺
【所在地】千葉県いすみ市大原700
【地図】googleマップ
【HP】大原山七福天寺のHP
【交通手段】JR大原駅から車で5分

2009/05/02 訪問

ゴールデンウィークに入りました。
例のETC1000円で渋滞するのは、
おそらく高速道路が通っている内房、銚子方面と考えられるので、
外房のスポットを訪問してみました。
今回訪問する場所は比較的新しいお寺で、ツーリングマップル等の道路地図に載っていないことが多いです。
ここの最大のポイントは、寺社自体が特徴的な形をしているということで実物を見たくなり、訪問してみました。


大原駅から御宿方面に南下していくと、このような看板がある交差点があります。
もちろん指示に従って進んでいきます。

この看板から、物件まではかなり距離があります。

上記看板の後は電柱に看板があるので、電柱を頼りにしていくと良いでしょう。


というわけで到着。
参道入り口です。
なぜか海岸への注意もありますので、頭にとどめて進んでいきます。





そして参道を進んで右手に見えた景色は・・・。







ビグ・ザムが出てきました。

逆光のため良い写真が撮れませんでしたが、
これでも十分特異さがわかると思います。

参道は時計回りの渦巻きの坂になっており、
坂はかなり急で、結構体力を消耗します。



そして本堂に到着。





コレ、お寺の形していませんが・・・。
色もまさしくビグ・ザムなんですが。
このお寺は、昭和40年からあったそうですが、
潮風により老朽化し、平成8年に現在の形に作られたとのことです。

入ってみます。



スリッパに履き替えます。


本堂入り口。
お寺の雰囲気なんぞ全くありません。
しゃれたコテージという感じでしょうか。

入口の窓からから中をのぞいてみる。
すると誰かが近寄ってくる。

尼僧さんがドアを開けてくれましたので、中に入り、
いろいろ話をしながら写真の許可をいただく。


これが堂の中です。

このお寺では七福神を七福天として祭っています。
写真をみればわかるとおり、ご神体として七福神の像が並んでいます。

床板の形を見ればわかりますが、複雑な形の部屋になっており、
直線基調の日本のお寺とは全く違った雰囲気を醸し出しています。

交通安全のお守りは無かったので、お賽銭だけ入れて拝みました。
その後、他の観光客がたくさん入ってきたので、お寺を出ます。



入り口にあった海に入るときの注意の看板を思い出し、
参道の途中にあった分岐を歩いていきます。


いいカンジです。



若干砂浜が汚いですが、プライベートビーチという感じで、
誰もいない海岸を楽しめます。


ん?あやしげな穴が空いている。


接近。
人的に作られたものに間違いないですね。
結構足場が危ないですが、行ってみます。


なんだかわかりませんが、つっかえ棒のようになっています。


中。奥に続いているようですが、さすがに入る気はしませんでした。
こういうところはゲジゲジが一斉にブワーッと散る可能性がありますし。


別の穴に入ろうとして壁を這いながら進むと、手がかりにしていた岩がポコッと取れた。
かなりもろくて危険です。しっかり写真を撮っていますが、ココは危ないです。
足場がくずれて頭打ったりすると危ないので、これにて撤退。


プライベートビーチ全景。
船を結ぶ鎖っぽいものもありましたので、普通に個人の船舶を係留する場所だったみたいですね。
あるいは戦跡だった可能性もありますね。


ここの360度ビュー動画作ってみました。
海岸全景(3MB)
結構雰囲気よさそうでしょ?


こんな感じで大原山七福天寺を拝観してまいりました。

普通の寺社にはみられない、異形の本堂がウリですが、
建造が新しいこともあってか、古い寺社特有の神秘的な雰囲気は全く感じられませんでした。
古き良き日本の寺社建築が好きという方には、本物件は全く合わない可能性があります。

しかし、この形をしているお寺は他とないと思いますので、
近代寺社建築の1つの方向として、芸術品をみるような感覚で訪問してみてはいかがでしょうか?

以上、大原山七福天寺をお送りいたしました。
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