2009/04/18 訪問
この日、映画「レッドクリフ part2」を見る予定が入っており、
その流れで市川に中国人の博物館があったことを思い出し、
映画を見る前に行ってみることにしました。
ここが物件への最寄駅、京成線の市川真間駅になります。
近くには国府台女子高、千葉商大があるので、住宅街+学生街という印象です。
駅のすぐ横に、「街かどミュージアム総合案内板」があります。
見てわかるとおり、このあたりには博物館や美術館が多いことがわかります。
駅からこんな感じの住宅街の中を歩いていきます。
15分程度と結構歩きます。
案内板はきちんとありますので、迷うことは無いと思います。
物件に到着。
郭沫若記念公園となっており、その中に記念館があるようです。
実は1個前の画像の、電柱のすぐ左に物件があります。
住宅街のどまんなかに、突然こんな鮮やな景色がでてくるので驚きます。
こちらが記念館全景。
入場料無料、月曜日定休日です。
とりあえずこの人物の説明を。
郭沫若(かくまつじゃく)は中国人で、中国の楽山市生まれ。
1914年に日本に医学を勉強するために留学、そのときに日本人と結婚。
大学を卒業したあと中国に戻り出版社にて仕事をするも、
蒋介石批判の本を出したことが原因で国家指名手配されてしまいます。
中国から脱出、市川に逃げてきて、この家に住み始めます。
しかし、太平洋戦争の機運が高まったので中国に戻り、
周恩来に従事して政治活動を行います。
その後中華人民共和国が成立し、政治家として活躍するかたわら、
市川で生活していたことから、市川を中心とした日本との文化交流に貢献したそうです。
まとめると、普通の日本人にはほとんどかかわりが無い、中国の政治家です。
作家でもありますが、文学ではなく政治的な本なのであまり知られていないと思います。
この記念館は、今年で5年目。
郭沫若は1978年に亡くなっており、妻も1994年に亡くなっております。
それから10年後の2004年、郭沫若が表彰されたのを機に、
生家だったこの地に記念館を建てたそうです。
記念館が出来て2年後、
郭沫若が市川との文化交流を始めて25周年ということで、
この建物手前の公園部分が「郭沫若記念公園」に改称されたということです。
写真は縁側。
ここの展示物の感想ですが、驚くようなものは無いかなと思います。
郭沫若という1人の人物の歴史のみの記念館なので、展示物は郭沫若と関係無いものは全くありません。
写真を見ればわかると思いますが、建物の周りに植えられている草木が非常にきれいなので、
博物館というより、著名人の家と美しい庭という感じで見に行くとよいかもしれません。
以上、郭沫若記念館をお送りいたしました。
>>Return
|