File 054 南大溜袋遺跡

成田の渋滞ポイントの横にひっそりと存在する遺跡。
遺跡そのものが無いのに、史跡として紹介されている謎の場所の全貌とは?

南大溜袋遺跡(みなみおためぶくろいせき)
【所在地】千葉県富里市七栄91−7
【地図】googleマップ
【HP】ありません。
【交通手段】バイク、車以外の有効な交通手段はありません。

2009/03/28 訪問

八千代から富里方面に向けて走ると、ほぼ確実に今回の紹介地点のあたりが渋滞します。
その渋滞しているときに、遺跡の案内板が見えて前から気になっていたのですが、
本日ようやく訪問。


こんな感じで案内板があります。

この案内板の次の案内板以降、ぱたっと途切れますが、
ずっとまっすぐ走っていくと、到着します。


つきました。ここです。


古いほうの看板。
最後に昭和56年とあります。
ワタシが生まれてまもない頃ですね。


大きいほうの看板。
左の文章を要約すると、

「遺跡の発掘作業はすでに完了し、ここの地主の意向で農地に戻してあります」

ということです。
つまり、石器とかが出てきた場所ではあるが、今はただの畑が広がっているだけなのです。


確かに畑しか広がっていません。



戻って地図を見ると、隣に縄文チャレンジキャンプ場があり、2軒の竪穴式住居とあります。
意外によいものがあるかもしれないので、行ってみます。


耕されたばかりの畑が見えますが、地図ではこの先のようなので、
脇を歩いて進んでいきます。


お、少し広くなっています。


これが縄文チャレンジキャンプ場です。
廃な空気です。


荒らされたような感じになっており、
奥には作りかけの土器があります。
作っている最中に神隠しにあったような、そういう感じです。


う、こんなん出るんですか。
まだ春先でよかった・・・。


住居発見。



正面から。
なんかワラが足りていないように見える。
だからビニールで覆っているんでしょね。


中。雰囲気ありますね〜
でもコレ、フラッシュたいてますから、本当は真っ暗です。
真っ暗すぎたので、入って数秒で脱出しました。


もう1軒あるはずなのですが、この状態でした。


怪しいトーテムポールが並んでいます。
奥に櫓とくれば・・。

妖怪やぐら男と言われる俺は、登らなければいけない宿命にある。


危険度はかなり高いです。ギッシギッシ言っています。
慎重にのぼります。


櫓から見下ろした景色。


とまあ、こんな感じです。

ワタシは遺跡を期待してここに来たのはおわかりかと思いますが、
遺跡は無い上、シーズンオフのキャンプ場ですし。
ぶっちゃけ、史跡としても、B級スポットとしても、来る価値はゼロです。

以上、南大溜袋遺跡をお送りいたしました。
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