File 038 柴田美術館

千葉の中心に立つ山、大福山。
その展望台のふもとの美しいロケーションに建つ美術館。
インターネットでの情報が皆無の珍しい場所。



柴田美術館(柴田博子美術館 または 柴田博子児童日本画美術館)
【所在地】千葉県市原市石塚645
【地図】googleマップ
【HP】なし
【交通手段】大福山展望台から養老渓谷方面へ行くとあります。
※土日祝のみ営業

2008/12/13 訪問

この日バイクが復活し、リハビリのため高滝周辺を軽く流す。
その後大福山をひさびさに走ってみようと思いたち、大福山へと向かう。
美術館があったことも思い出したので、ついでに訪問することに。


大福山林道の入口。
柴田美術館の看板もあります。
この林道は道幅が広く、車でも良い感じに走れる場所です。


15分ほど走ると、大福山展望台が見えてきます。
せっかくなので登ってみます。


こんな感じの階段をのぼっていきます。


展望台の看板。


大福山の頂上にある展望台です。


一番上まであがると、パノラマが待っていました。


千葉のちょうど中央の山だけあって、四方すべてが山にかこまれています。
どの方向をみてもこの写真のような景色です。
景色があまりにも開けすぎて、結構怖いです。

四方の山々を堪能したら、養老渓谷の方向に走っていきます。


大福山の展望台の近くは、車をとめるところがありません。
展望台から養老渓谷方面に少し走っていくと、無料の駐車場がありますので、
4輪の場合はそこに停めて、歩いていくことになります。

その駐車場のすぐ近くに、柴田美術館の案内板がありましたので、行ってみます。


これが柴田美術館です。良い感じの建物です。
すぐ近くで落ち葉掃除をしている人が居たので、話しかけたところ、
その人が柴田博子さん本人でした。見た感じ60〜70歳ぐらいの方でした。
バイクを止めて、中に入ります。入館料は300円です。

注意:この美術館の表の床はかなり滑ります。
バイクで敷地に入るときはエンジンを止めて歩いていきましょう。


館内には全て柴田博子さん本人が書いた絵が展示されています。
この美術館は児童日本画というジャンルでして、
小学校の美術の先生をするかたわら、今まで描き続けた絵を展示しているそうです。
ほとんどの作品は、小学生の感性をうまく捉えた色使いで描かれています。
タッチがやわらかい感じで、鋭利な直線やビビットな色は使われていないように感じます。
そのため、刺激的な感じがなく、ほんのりとした印象を受けます。

これは本館入口すぐ展示場。写真が曲がってしまった・・。



2Fにあがると、こういった感じ。
ここにカウンターがあり、柴田さんとお話しができます。
というか、絵を見ているとついてきますので自然とお話をしながら見ることになります。
このフロアに自費出版で出版した画集が5冊ぐらいありましたが、
ISBNがついていなかったので入手は難しそうです。


次は二号館のほうに行ってみます。
柴田博子さんの生家がここで、少し修復して展示場にしているそうです。


中はこんな感じ。本館にある絵を少し手直しして、別の画材にしたものが並んでいます。
見るだけではなく、お客さんがくつろげる場所として作ってあるという感じでした。
ひととおり絵を見終えたあと、絵はがきをいただけるというので2枚ほどいただき、
柴田博子さんにお礼をして退館。

こんな感じの場所でした。
この柴田博子さんは元小学校の先生ということで、人あたりがおっとりとしていて、おもしろい方でした。
この美術館は展示品をただ見るだけの場所ではなく、柴田博子さんとお話をしながら楽しむ場所かなと感じました。
300円と高くはないですし、大福山の絶景を眺めたあとに、気軽に訪問してみてはいかがでしょうか?

以上、柴田美術館をお送りしました。
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