File 013 笠森観音

山の頂上の巨大岩石の上に建てられた、高所恐怖症真っ青のお寺。
江戸時代は芸術家の創作モチーフとして人気のスポット。

笠森観音
【所在地】千葉県長生郡長南町笠森302
【地図】googleマップ
【HP】なし
【交通手段】JR茂原駅または小湊鉄道上総牛久駅からバスあり。車バイクだとツーリングに絶好のコースです。

房総浮世絵美術館
【所在地】千葉県長生郡長柄町大庭172
【地図】googleマップ
【HP】房総浮世絵美術館 HP
【交通手段】農道を進むところで結構距離があるので、車かバイク推奨。

2008/04/29 訪問

この日は快晴。
温度もちょうどよく、非常に走りやすい日でした。
よく訪問する高滝ダム近くに笠森観音なるものがありますので、そこを訪問してみることにします。


入口にある案内図。
結構広そうですが、基本は観音堂を目指します。


入口から石段が続きます。本堂まで約10分ぐらいでした。
とは言え、バイク用ブーツはいたままだとキツイ・・。


イカス看板。
道中の森は指定自然公園となっており、良い空気がすえます。


名木、三本杉。


黒澤映画風に撮影。
黒澤監督は世界で初めて映画で太陽を撮影したそうです。


霊木、子授楠。
木に穴があいててそこを通ると子が授かるそうです。
※結構穴は小さいです。


松尾芭蕉さんはここで一句詠んでいました。
浮世絵の安藤広重さんもここに来て風景画を描いたそうで、
江戸の人には結構有名なスポットだったようです。


本堂入口。良い雰囲気です。


くぐると笠森観音堂が見えます。
結構デカイです。


近寄って。重要文化財とあります。


土足厳禁。ビニールに靴を入れてのぼります。


階段が急です。
メットとブーツを荷物を持ちながら撮影しています(危険です)


本堂の下はこんな感じ。
本堂の床は隙間が結構あって、
その隙間からみるとやっぱりこんな感じになっています。それがちょっと怖い。
高所恐怖症だとタマランでしょうな。


一番上まできました。
「しほうかけづくり」というのが重要文化財指定理由のようです。

本堂の写真ですが、この看板のすぐ横に受付があり100円払って中をみるようになっています。
撮影禁止となっておりますので、写真はありません。
観音様ですが、興味がありましたら自分の目で見てみてください。


上からの見晴らし。
というか、森ばかりです。



笠森を出て、しばらく409を走る。
すると、こういう看板を頻繁にみかけます。
浮世絵美術館とあります。
さきほど安藤広重が出たのも偶然ではないでしょう。


田園風景の中、3分ほどはしりますと、見えてきました。
白い建物がそれです。


ここが房総浮世絵美術館です。

ここから写真ナシです。当然か。
適当にバイクを停めますと、おっちゃんが出てきます。
このおっちゃん、いきなりトーク全開で浮世絵について説明してくれます。
入館料800円とのことで、払って中に入ります。

まず、浮世絵の見方について説明してくれますが、これはかなり参考になりました。
本とかに書かれていないので、聞く価値があったと思います。
たぶん勉強代として800円は安いかなと。
ただ、少しもったいぶっているところがあって、少しイライラするかなあ、と思いました。
この館主、飛行機のパイロットだったそうで、海外で浮世絵を買ってコレクションしていたみたいです。
そのコレクションはというと、こんなものかな、という感じ。
美術館というより、個人コレクション公開場、という感じでした。
とりあえず浮世絵の見方を800円で聞けたので良かったと思いますが、
たぶんそれが無ければ800円の価値はないと思います。
あと、安藤広重による、笠森寺の絵もありますので、それを見逃さないようにしましょう。

以上、笠森観音をお送りいたしました。



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