File 011 大原幽学記念館

千葉県旭市出身の大原幽学先生の記念館。
やることなすことが報われない人生を送ったが、
旭市周辺の屯田開発に大きく貢献した千葉の英雄として、現在も語り継がれている。

【所在地】千葉県旭市長部345−2
【地図】googleマップ
【HP】大原幽学記念館ホームページ
【交通手段】JR旭駅からバスだが、本数少ない。駐車場はやたらあるので車かバイク推奨。

2008/05/10 訪問

江戸時代中期、千葉県旭市に大原幽学なる学者がおりました。
この人物を簡単に説明します。
武士の家からおいだされて諸国を放浪しながら勉強にはげみ、
得た知識を自分の家の庭に学舎をつくって、地元の人に尊敬される有名な先生になりました。
学による地元(いまの旭市)復興だ!と勇んでいたところを、幕府にいちゃもんをつけられて投獄。
釈放されて地元に戻ったら、勉強の効果がないひどい有様で、
「いままでやったことは一体なんだったんだ・・」と自害してしまったという
聞いているだけで鬱になりそうな人生を歩んだ人物です。(ちょっと脚色してあります)
その人物の記念館があるということで、2時間かけて旭市の記念館を訪問しました。




こんな感じで旭町全体で大原幽学先生をプッシュしています。
しかし土曜日でも客はワタシしか居ない。



記念館近くまでいきました。
というか、上の門から急に田舎道になって田んぼの脇道を通るあたりがすでにB級。



なぜかクジャクとオウムを飼育。



記念館まで来ました。入場料は200円です。
館内撮影禁止なので、説明を。

この記念館は2つのゾーンにわかれており、
1つは風土資料館みたいな感じで、土器や風土文化などの展示があります。
おもしろいのは、土器のドキドキパズルなるもの(シャレ?)
90秒内にバラバラの土器をくっつけるという単純なもの。90秒を過ぎるとボン!とバラバラになる。
土器と全く関係なさそうなものだが、子供を楽しませるアイデアとして評価したい。
ちなみにワタシは残り54秒でできました。
あと3Dビジョンで八万石物語なるものを放映しているのだが、これまたすごい。
ローテクとハイテクが混じったシュールな映像に説明が流れる。
ジャッキーチェンの「拳精」を思い出させる映像で素晴らしいの一言です。

もう1つは鬱なストーリーを持つ大原幽学の一生の説明と、
ゆかりのものが展示されております。
刀マニアなのか刀が3本ほどあります。
他には教えるために使った書物とか、自殺したときの服とかあります。
こちらは結構勉強になります。

ワタシがいたく気にいった3Dビジョン八万石物語の価値を考えると、
入館料200円は非常に安いと思います。
3Dビジョンだけは大原幽学に興味がなくても見る価値あり!ぜひどうぞ。



表にでて、幽学の生家を探す。
それらしき家があって写真をとりまくったところ、
ただの古い家のよう。だまされた。



もうちょっと歩くと、工事中の家が。
先いくかとおもったが、一応写真とって看板を見ると
大原幽学旧宅とある。これじゃん!工事中かよ!



あとはさして見るべきものは無いので、これにて撤収。

以上、大原幽学記念館をお送りいたしました。



>>Return