File 010 飯高檀林跡

東総広域農道の中間地点あたりにある、日本最古の大学。
圧倒的な緑と、建造物の雰囲気は下手な寺社を軽く凌駕する。

【所在地】千葉県匝瑳市飯高1789
【地図】googleマップ
【HP】無いが、とりあえず立正大学公式HPを。
【交通手段】JR八日市場駅だが、そこからかなり距離があります。車かバイクで。

2008/05/10 訪問

雨が降りそうなので、4輪のほうでB級スポット巡り。
目的地の旭市を目指す途中、東総広域農道で興味をそそる看板を見たので寄ってみました。


東総広域農道の信号待ちにて撮影。
飯高檀林跡(いいだかだんりんあと)と見えます。


看板の方向に2分ぐらい走ると、駐車場到着。
車から降りて、近くにある全体MAPを確認後、物件に向かいます。


駐車場からこんな道を歩いていきます。


案内通りに進みます。


もうちょい。階段が見えます。


階段をあがると、つきました。ここです。
門の入り口から、一面に森の世界が広がります。
写真からわかると思いますが、実際にこの景色を見ると圧倒されます。


ご案内。林と建物の両方が文化財となっております。


いやいや、この林を侮っていましたが、
木並みが非常にきれいです。癒されます。


しばらく進むと、大きな建物が見えます。


どうやらこれが飯高寺(はんこうじ)のようです。
これは一応「お寺」なんですが、「檀家」が存在しないため、宗教法人ではありません。
つまり、一般的なお寺としての活動はおこなっておりません。
持ち主は宗教法人とかではないので収入が一切無く、維持するのが大変だそうです。
カンパ箱がありましたので、入れておきました。


形がかなり良いです。日光の派手なお寺より、よほど日本っぽい感じ。
もし日光のお寺とここ、どっちに住むかと聞かれたらここにします。


小道。となりに細長い通路があるのだが、残念ながら工事中。


櫓。これは美しい。
ポイントは屋根が萱葺きであること。
これも重文です。


ただの林。
というか、昔はここが広場になっていて、800人ぐらいが勉強していたそうです。



最後にこれ。
この日本最古の大学は後に「立正大学」になったそうです。なるほど。
立正大学のHPで歴代学長のところを見ると、
お坊さんっぽい名前がたくさんあります。こういう歴史があってこそのことですね。
面白いものですな。


以上、飯高檀林跡をお送りいたしました。

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