2008/05/31 訪問
今回の目的の物件は船橋市小室にある、萬徳院釈迦寺。
周辺には日本一美しいと堂々と書かれた看板(どれもデカイです)が乱立しています。
その看板がいつも気になっていたのですが、今回ようやく訪問することができました。
八千代方面から小室に向かう途中にある看板です。
「日本一美しい大納骨堂」と、うたっています。
ひとまず小室駅のほうに向かい、そこから千葉ニュータウンの方向に走ります。
すると葬儀場大手の「セレモ」の看板が見え、目的の釈迦寺があります。
見学自由と書いてありますので、言葉に甘え、自由に見学させていただきます。
(お寺ですから見学自由なのは当たり前なのかな?)
これが釈迦寺です。
お寺なんだけど、見た目は葬儀屋の主導で葬儀場に特化した建物いう感じで、
全くお寺の雰囲気がありません。
入ってすぐのところは地方市役所の受付みたいな感じで、
デパートならデパガが座っていそうなところにお坊さんが座っていました。
見学を申し出て、館内を回らせていただきました。
今回の最大の目標は、本堂にあたる場所にある「ステンドグラス大仏」だったのですが、
この日は葬儀が2件入っており、式の真っ最中でしたので、撮影ができる状況ではありませんでした。
部屋の入り口からの見学になりました。
ステンドグラス大仏はというと、噂どおりスゴイ。
まず、ステンドグラスと大仏の組み合わせが異色。
誰も考えないと思うし、今後やる人もいないのでないでしょうか。
さらに西洋の王冠をかぶっている大仏様まで居ます。異教の依頼人対策でしょうか。
撮影できないのが非常に残念。
とりあえずは他の部屋にあるものは写真がとれましたので、そちらのほうをご紹介。
こちらは本堂すぐ下の階にある納骨堂のステンドグラス。
当然本堂にあるものよりは小さいのですが、十分すごいです。
配色とかが良いです。モチーフが何であるかは別として。
大仏様です。光り輝いています。
ちなみにこの部屋の納骨堂は完売。
名前が入っていないものがちらほらあるということは、
生前に買っていかれる方が多いみたいです。
こちらのステンドグラスは、階段を下りたところ(B2F)にあり、
1世帯あたりの納骨が2壷の方向け?納骨堂のものです。
天女様が飛んでいます。極楽浄土の世界だそうです。
納骨堂はこんな感じです。
他の納骨堂もこういったものが並んでいる感じです。
こちらは新しくできた金色堂という名前の納骨堂。
ご神体がステンドグラスじゃ嫌だ、という人向け?
まだ新しくて金色がまぶしく感じます。
こちらも新しくできた涅槃堂。
横になって死にかけているブツダです。
手塚治虫のブツダは泣けますよね。
この納骨堂の隣の自動販売機は全部90円。小さな気配りがうれしいです。
こんな感じの建物でした。日本一美しい大納骨堂は「看板に偽りなし」と言えます。
ただ、ご神体がステンドグラスなだけです。
大仏様がステンドグラスだから勝手にB級スポットだと思い込んでいたわけですが、
普通に地元に根付いた立派なお寺として活動されております。
以上、日本一美しい大納骨堂をお送りいたしました。
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