File 006 奈良の大仏

大仏ありきで作られた通り「大仏通り」の先にある、
奈良県の超有名国宝にネーミングで競合する大仏様。
古びた静かな公園の先の異空間に、彼は鎮座する。

【所在地】千葉県市原市奈良字大仏台 以下不明
【地図】googleマップ
【HP】市原市教育情報ネットワーク
【交通手段】ドライブ、ツーリングコースにしていくべし。公共交通での訪問は無理。

2008/05/24 訪問

今回は千葉のB級スポットでは超のつく定番、「奈良の大仏」を訪問いたしました。
この時点で東大寺うんぬんと無粋なツッコミはしないように。
この大仏様がある場所は「千葉県市原市奈良字」という住所ですので、
千葉県と言えども、奈良の大仏と名乗れるわけです。

そしてこの大仏がある通りを「大仏通り」と呼びます。
つまり、大仏ありきでこの通りがあるわけですから、歴史のある大仏かと想像できます。
この通りは2005年に懸念となっていた部分のトンネルが開通し、途中までしか無かった道がつながっています。


ここが大仏通りのスタート地点です。
千葉屈指のツーリングコースである「うぐいすライン」の始点でもあります。


このトンネルが2005年に開通した喜多トンネルです。


まだ開通してまだ3年なのできれいです。


トンネルを抜けて大仏通りのメインセクションのはじまり。
この通りは最後までコーナーがゆるい、ほぼ直線の道が続きます。
アベレージスピードは自然と高くなってしまいます。白馬に注意。


しばらく走ると「こつべのおてら」の石碑が。

お寺の前の家からおばあちゃんが出てきたので、「こつべのおてら」って何でしょうか?と尋ねてみました。
すると、このへんの地名は「古都辺」というので、古都辺にあるお寺だから「こつべのおてら」だそうだ。

奈良にある大仏だから「奈良の大仏」。東大寺に文句を言わせません。
奈良の大仏様の代弁をしてくれる貴重な石碑でもあります。


これが「こつべのおてら」。
本当の名前は行福寺だそうで、ごく普通のお寺です。


こつべのおてらを出て、しばらく走ると案内板がみえました。
この先に奈良の大仏があるそうです。

そのまえに寄り道。
本泉寺というのが近くにあり、巨大な木がたくさんあるそうです。


本泉寺の入口の道端にあった木の像。
原型が何であったか想像つきません。


民家がたくさんある細い道を抜けて、奈良本泉寺に到着。
文化財、シイの巨木群7本。


これがそうです。デカイ。
うねうねしているのが年代を感じさせます。


シイ・シイ・シイ・シイ・シイ


本泉寺。至って普通のお寺です。


本泉寺から元の道にもどり、しばらく走ると二又の道の真ん中に道標が。
奈良の大仏と書いてあります。


少し進むと児童遊園があります。遊園=公園でしょうか。
ひとりあそびって「オ○ニー」のことですか?


ここが公園?ひとりあそびはちょっとやめとくわ。


うーん。少なくともここで遊ぼうとは思わないな。
というか、「奈良児童遊園」の看板がなかったら何をするところかわからんぞ・・。


進んでいくと、空気が違うエリアが。
目的地はここのようです。


立て札には奈良の大仏と。

○唐突に平将門
○名称が大仏なのに「如来像」で説明していてわかりにくい
○目の前の大仏の説明より、参道の植物の説明のほうが多い

これだけツッコメばよいですか?


ん?目の前にあるコレのことですか?


奈良の大仏(※実際は如来像)です。
これが大仏通りの由来となった大仏様になるわけですが、実際に目にしてみると・・・

ここに来ることに意義がある。
そこにあるものが何であるかは問題ではない。


とコメントしておきます。


奈良近辺の農道にて。
運が悪いと撃たれます。


奈良の大仏の分岐から5分ほど走ると、大仏通りは終わり。
ここが終点になります。

以上、奈良の大仏をお送りいたしました。


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