File 002 法螺貝山観音寺

千葉で有名な超B級スポットの1つ。
産廃業者の社長が出家して、産廃を使って敷地に作ったお寺のような場所。
その社長が亡くなった後、オブジェはそのまま手つかずで放置されている。

【所在地】千葉県旭市 以下不明
【地図】googleマップ
【HP】情報なし
【交通手段】JR干潟駅が最寄だが、車かバイクで向かうのが無難。


2008/05/10 訪問

千葉県の超B級スポットを挙げると上位に挙がる1つが、今回訪問した法螺貝山観音寺。
このお寺の近くには、建てたあと一度も開店しなかった伝説の村「山田ちょんまげ村」があり、
(※現在は産廃処理倉庫になっています)この近辺にはハイセンスの持ち主が多かったようです。


法螺貝山観音寺入口。
正式名称は「ユートピアナイキ 千代の里」のようです。
入り口の時点ですでに怪しさプンプン。
このお寺のシンボルであるボーリング観音様がすでに異様な雰囲気を醸しています。


このちっこいのが入口。本当に小さいので中腰じゃないとくぐれません。


入り口の巨大こけし。元はガスタンクのようです。
書いてあるのは、

大寺より
法螺貝ふけば
春海の光は太平洋?(読みにくい)

とある。


こちらは強烈なセンスのこけし。
書いてあるのは、

ここは大寺ラッパ口
大風呂敷広げて
法螺貝ふけば
夢まぼろしも現実なり

とある。


入り口すぐの建物。写真撮影中に車2台が奥から走ってきました。
人が出てきたのでこの建物が本堂でしょうか?とたずねたら、「事務所です。」とのこと。
この会社は解体業者の「ナイキ」という会社で、
社長が観音様を作ったのだが、その社長が亡くなった後そのままになっているそうです。
とりあえず観音様を見せてもらってもよいですかと尋ねたところ、快くOKをいただきました。
観音様まで遠いので車で入ってよいそうですので、車に乗り込んで、ゆっくり敷地を進みます。


象さんが居ます。

この画像だけだとまっとうなテーマパークっぽい。


出世稲荷大明神とある。
なぜボウリングのピンなんだろう・・。


これが出世稲荷大明神のようです。
入口と狛きつねがズレています。
なにか考えあってのことなのかもしれませんが、真相は不明です。
写真がありませんが、稲荷様から道をはさんで横に建物があり、
その中には怪しい美術品が置いてありました。珍棒型のオブジェとかもあったような(笑)


稲荷様の横の道を歩いていきます。
光の先に見えるのは・・・


おお、この観音様が法螺貝山観音様のようです。
ご利益がありますように。
※曲がっているのはカメラのほうではなく観音様のほうです。

以上、法螺貝山観音様をお送りいたしました。

2010/03/20 再訪問

たまたま近くに用事があったので、以前撮り逃がしたものを撮ってきました。


風が強いですが、空が青い、良い天気です。
まずは入口のボーリング観音様。
前の写真と比べると、下の草が青々としていて良いですね。


入口の建物に、独立した部屋があり、札受所になっていました。
上には監視カメラと楽器(ユーフォニアム?)が掲げられていました。


敷地を200mぐらい歩いていくと、いろいろと建物がある場所に出ます。
正面の観音様への道が雑草に埋もれています。


こんな感じ。服を汚したくないので藪漕ぎはなし。


出世稲荷。破壊が進んでいますが、ズレた位置にあるキツネは健在でした。


そして前回撮り忘れていた建物。
一段と破壊が進んでいますが、ガラスは無事で内部への侵入者は出ていないようです。
そりゃここは会社の敷地内ですし、それほど馬鹿な人は居ないってことですね。

以前訪問時は暗くて気がつきませんでしたが、
入口の門に額が飾ってあるのに気がついたので、近寄ってみます。



「観音寺」とあります。

ここが本堂だったようです。



本堂脇のししおどし・・。
黒いキノコがありますよ・?


傷一つない、いいテカリ具合です。


観音寺の中。
ガラスごしに撮影も、日光が反射してうまく撮れず。
とりあえずこんな感じ。


観音寺と屋根続きになっている建物。
こちらの建物の中は、ショーケースばかり並んでいました。
こちらもガラスが反射して、中がうまく撮れませんでした。


その失敗写真の中の1つに、こんな看板がありました。
「東総骨董村」
だそうです。
骨董品を売る施設を作るという構想があったみたいですね。
その計画は社長の死去で頓挫し、現在のような状況になっているわけですが・・・。

これぐらいにしてひきあげます。


ボーリング観音様の背面。

ひさびさの訪問ということで、
オブジェが破壊されたり撤去されているかとは思ったのですが、
見るべきものはそのまま残っておりました。
県内随一のB級スポットとして、いまだ健在しておりました。


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