番外編 008 聖天宮

【交通手段】東武東上本線若葉駅から徒歩30分ぐらい。

2012/03中旬 訪問

最近、土日問わず出張が続いて忙しく、
B級スポットを訪問するゆとりが無い日々が続いています。
その忙しい仕事の合間、出張中に人身事故が発生し、
埼玉県鶴ヶ島市にある、若葉駅にて足止めされてしまいました。

復旧には数時間かかる見込みで、ほかの交通手段も混雑しているため、
仕事はあきらめて若葉探索をしてみることにしました。

で、この若葉駅、超有名なスポットがあることで有名です。
そのスポットとは「聖天宮」。

台湾道教の寺院なのですが、建物が超豪華で、
訪れるものの度肝を抜くとの評判。

バスやタクシーは大混雑していたので、移動手段は徒歩のみ。
若葉駅から物件まで歩いていきます。



若葉駅から北東方向にまっすぐの大通りが続いており、
物件はこの大通りがカーブを描いてきたら見つかるとのこと。

で、歩けど歩けど、直線が続く。
団地、工業地帯と続いています。
徒歩20分、結構疲れてきたところで・・・


右手に「若葉病院」があるカーブに出てきました。
どうやら物件はもうすぐのようです。


お、おーっ!見えてきました。
遠くから見ても豪華な建物であることがすぐにわかります。


若葉駅から徒歩30分、ようやく到着です。
ここが聖天宮になります。



入口正面から。
この圧倒感。
なんというか、オリエンタルな豪華感。


じっくり見ると、1つ1つの飾りがかなり綿密に作られているのがわかります。

それもそのはず1981年着工、1995年完成と、
15年もかけて作られたもので、台湾道教の寺社としては日本最大規模となります。


300円の拝観料を払って門をくぐり、建物の入口前に出ます。

圧倒的な存在感に思わず溜息が出ます。


別アングル。
なんというか、日本ではあまり見ないようなカーブを描いた瓦屋根が美しい。
そして色彩のバランスもとても日本にあるものとは思えない。


いや〜この場所は言葉では表現できない。
実際に行ってその目で見てもらわないと伝わりません。


建物に入ります。
1995年に完成してから10年経過していますが、
まったく歳月を感じさせません。つい最近できたかのような錯覚さえ覚えます。


前殿の中に入ると、おみくじ場みたいなところがあります。


ここのおみくじは変わった方法で占います。

1.写真左の筒から棒を引いて番号を覚える。

2.写真下のカシューナッツみたいな「神杯」を持って、
  そのまま地面に落とす。

3.落とした「神杯」には裏表があり、
  それぞれに陰・陽の文字が書かれていて、
片方で陰・もう片方で陽が出たらその番号で確定。
両方が陰なら棒を引くところからやりなおし、
両方が陽なら「神杯」を落としなおし。

そんな感じです。



で、私は・・・小吉でした。
運勢のランク付けは台湾でも同じなんでしょうか。


おみくじ広場の天井。スゴイ。


おみくじ広場を出て、本殿へ。
残念ながら本殿の撮影は禁止です。
どこから見たらいいかわからないぐらい、
道教の神様がたくさん居て、壁には抽象画みたいな景色が描かれています。
こちらも必見です。


廊下。手抜き無し、結構陽に晒されているのに、色褪せが無いってことは、
かなりの頻度でメンテナンスしているのかもしれません。


廊下から本殿をみてみる。


本殿から前殿(おみくじがあった場所)を眺める。


鐘楼に登れるとのことなので、登ってみます。


鐘楼上から入口の門を眺める。


鐘楼上から本殿を眺める。

しょぼいコンデジで適当に撮影した感じの画像ですので、
現地で観たときの圧倒されそうな建物の雰囲気を、あまりお伝えできていないんではと思います。
よって、写真を観るだけではなく、現地への訪問を強くオススメします。

首都圏から比較的行きにくい立地ではありますが、
B級スポットのファンであれば、それを踏まえても非常に行く価値があると思います。


以上、聖天宮をお送りいたしました。
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