番外編 007 プラムの国

【交通手段】関越道月夜野ICから15分ぐらい。

2011/08/07 訪問

前回のレポ、土合駅訪問の後はしばらく周辺探索した後、猿ヶ京温泉に宿泊しました。
理由としては、B級スポット愛好家の中では非常に人気のある、
「プラムの国」にある「恐怖の洞窟」に入るためです。
この物件は猿ヶ京温泉と月夜野ICの間ぐらいにあります。



国道17号、月夜野IC〜猿ヶ京温泉の間を走っていくと、
「プラムの国」看板が出てくるので、
それに従って北側に曲がって急な坂を登っていくと、田園地帯に出ます。
田園地帯をちょっと走ると、「恐怖の洞窟」の看板が見えてきます。


看板の横の道を走っていくと、プラムの森の茂みに入ります。
つきあたりの広場が駐車場になっていますので、バイクを止めて中に入ります。


駐車場の看板。

ここで言っておきますが、「看板に偽りなし」です。マジで。


入口にはTVに放映されたときの写真が貼られており、
近年ではB級スポットとして名高い場所となってきています。


一応事務所的な建物。ここで入園受付をします。


入園料は700円。

プラムの食べ放題とプラムおみやげ1袋、そして恐怖の洞窟に入れて700円。
行楽地として考えると、超バーゲンプライスですよ!


入園料を支払うとお土産用のビニール袋と果物ナイフを手渡され、
見た目は気弱な岩城滉一という感じの園長から直々に、プラムの選別方法を教えてくれます。


皮をむいてひとかじりしたプラム。すっぱい桃って感じで微妙に暑い時期だとウマイ!
しかし食べ放題としてはそれほど量を食べられず。
そんなにがつがつ量を食べられるモノじゃないので・・・


おみやげ用にも4つほど収穫。

そして、ここの売りである洞窟に向います。


前出の事務所みたいな建物の脇に小道があり、
そこを歩いていきます。

すると・・・


微妙な広さの空間に出ます。
なんだかよくわからない遊具が無造作に置かれています。


こんな感じ。

ダーツ、バレー用のネット、パンチングマシンとかがあります。
あとは中が汚れていて、遊び盛りのお子様でも入りたくならない遊具があります。


プラム号。カッコイイ!


うさぎ小屋を覗くと・・・
うぉっ!結構いる。

入口には開放すると逃げられるみたいなことが書いてあるので、慎重に入ります。
すると・・・


恐ろしいスピードでうさぎが足元に大集結。
千葉から来た田舎者が群馬で大人気です。


入口の手前に自由にあげていいエサがありますので、
それをあげると、バリバリ食べてくれます。カワユス。


うさぎはほどほどにして、ここのメインである「恐怖の洞窟」へ・・・

数々の訪問者に「下手な遊園地より怖い」と大絶賛されるアトラクション。
胸の鼓動が高まります。


注意。

マジな話、遊園地のオバケ屋敷で泣くお子様の場合、
ここに入ると卒倒します。注意してください。


ここからはデジカメがしょぼいコンデジなので、暗所がうまく撮れず、
画像に乱れがあります。ご容赦ください。


入口をくぐると、ここの説明が書かれた神棚が。

普通に穴を掘って作った空間のようなので、
外の光の遮断が完璧で、結構な暗黒空間となっています。


鏡にライト。かがまないとくぐれない道。ちょっと怖い。


あやしいオブジェが出てきました。

このあたりから壁がじめじめしてきて、
天然の湿気というのか、ひんやりとした感じがします。
これは遊園地のおばけ屋敷では真似ができません。


さりげなく道に倒れている・・・


おわー!

天然の湿気が人形に侵食しているためか、
良い塩梅で腐食しています。リアルなゾンビって感じです。
これが動いたら声が出ないかもなw


べろーん。


よくわからなかったので、フラッシュを焚いてみた。




やっぱり、よくわかんない。


この写真から、現地での「ジメジメ感」がわかると思います。


ぶくぶくぶく・・・


うわぁああああああああ・・・

にてもこの洞窟、長い。

50mってこんなに長かったっけ?
後半はオブジェが動いているのだが、シュール感に包まれた空間です。

ここのシュール感は写真だと伝わらないので、現地で実際に味わってください。



ひととおり突破すると、最後に園主からのメッセージ。

「これで洞窟とお別れです。握手をして下さい。(左手ですみません。園主)」

絶対にわざと左手にしただろww


そして出口・・・。

ん?張り紙がたくさん。

「汚れるのが嫌だったら引き返してください」だと。
そこまで考えて出口の穴をわざと狭くしたのなら、園主天才すぎるだろ・・・


体育座りのような姿勢になって、ちょっとずつ進んで脱出。
暗黒の空間から開放され、地上の光を浴びる。


この洞窟をくぐった後は妙にさわやかな気分になり、ふつふつと充実感がわきおこります。
プラムが食べ放題で、おみやげがもらえて、ウサギのハーレムで楽しんで、この恐怖の洞窟。

これはもうすばらしいの一言。
場所的に少し訪問が難しい場所ではありますが、
訪れて得られる経験を考えると、行く価値は十分にあります。
B級スポットマニアを称するのであれば、女房を質に入れてでも絶対に行くべき場所です。
群馬一と言ってもおかしくはない、超オススメB級スポットでありました。


以上、プラムの国をお送りいたしました。
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