番外編 龍宮城

龍宮城
【所在地】茨城県某所
【交通手段】道が狭いのでバイクが最適。

2010/09/26訪問

この日は群馬のバイクイベントに行く予定でした。
しかし、朝4時に起きる予定が・・・6時に目が覚めた。
おまけに二度寝をしてしまい完全に断念。

この日は天皇陛下が千葉国体関連のために千葉周遊をされているので、
交通規制が厳しい日となっていました。そのため千葉南部を走るのは断念。

となると、行き先は・・・茨城。
かねてより行ってみたいと思っていた、「龍宮城」なる場所に行ってみることにしました。

八千代から約1時間半ほどR51を走り続けて、北浦周辺に到着。
あらかじめ印刷しておいたマップを確認しながら、注意深く進みます。


龍宮城への道を示す最初のポイント、バス停車場。
周辺は代わり映えのしない景色なので、これを見逃すと永遠にたどりつけません。


バス停車場には「南梶山バス停」とあります。
このバス停車場の向かいに道がありますのでそこに入り、
ちょっと進むと左手に急な坂道がありますので、進みます。


次のポイント、ゴミ集積場。小屋みたいなのがソレですね。
ここを右に曲がります。


うげっ、ダートかよ。
ロードバイクだとしんどい・・。


転倒しないように注意しながら、しばらくダート道を進むと、
それまでの道が不思議になるような、別荘地のような場所にたどり着きます。
なぜこんなところにお金がかかっていそうな住宅ばかり・・・と、
キツネにつつまれたような気持ちになりながらも進みます。


しばらく進むと行き止まりになるのですが、そこの2つ手前の道を曲がり、
「この先行き止まり」の看板を無視して進んでいくと・・・。
(このあたりは感覚なので、あまり信用しないでください。)


うっそうと茂った緑の中に、「龍宮城」の文字が見えます。


どうやらここが目的地のようです。


壁には愛嬌のある浦島太郎の絵が描かれています。
建物の特徴的な部分はなんとか形を保持していますが、
それ以外は激しく崩落しており、ガラスも全て破壊されており、
見るも無残な状態です。


違うアングルで。
屋根がすごい角度になっています。


藪の中に龍宮城の石碑。


崩落していて、建物の中が少し見えそうなので、ちょっと藪漕ぎしてみます。


円筒状の建物の中。ゴミしかありません。


もうちょっと進むと・・うぉっと!
壁が崩れて中が見える状態になっています。
これは危ない・・。
すぐに逃げられる状態になりながら、撮影。


1Fの内部。
天井の目を見る限り、素人建築のようです。
他の廃墟より探索中に崩れる可能性が高そうです。


2Fの内部。
時計が見えますが、時間は合っていませんでした。
照明になにかキラキラの金の紐?が結んであって、
現役時はきらびやかな空間だったんでしょうね。


建物正面の窓ガラスが2箇所割れているので、カメラを突っ込んで撮影。
こちらは左側。荒らされていました。
奥はさきほどの2階の崩落で、一緒に床が落ちているようです。


右側の窓から。
普通に生活していた場所のようにうかがえます。


さきほどの龍宮城の石碑の奥に赤い門が見えることがわかり、撮ってみました。
おそらくこの先が本当の龍宮城が待っている・・ようです。
(1つ前の写真の2F部分に「龍宮城の本体」があるようです)

この家の持ち主は既に亡くなっているようですし、
場所が非常にわかりづらいため、現役時の建物の存在を知る人も少ないようです。
龍宮城は浦島太郎の話のように、詳細を知るものもなく、このまま幻の存在になっていくのでしょう。

以上、龍宮城をお送りいたしました。
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