番外編 ケネディ電気

ケネディ電気
【所在地】茨城県稲敷郡河内町長竿3540−1
【HP】なし
【交通手段】国道408号をひたすら走り、目立つ建物があったらそれ。車、バイク推奨。

2010/07/19訪問

千葉県北部の物件を見るために走り回ってきた後、
久々に茨城を走ってみるついでに、「ケネディ電気」を訪問してきました。

正直言って、この物件は簡潔にまとめるのが非常に大変なので、
起きたことをそのままタレ流しにします。っていつものレポと同じか・・。


成田の市街地から茨城方面に向かおうとすると、利根川を渡る橋は限られているため、
自然と橋が一番近い、国道408号を選択することになります。




国道408号を走っていくと、見渡す限り田んぼの地帯になりますが、
その中に非常に目立つ、謎の建造物群があります。
ここが茨城で1、2位を争うB級スポット、ケネディ電気です。


入口。みるからに怪しい人形があります。
交通量が多く、道にいつまでもとどまっていられないので、敷地内に入ります。
すると・・・。


妙な音楽とともにサイレン灯が点灯しました(この写真の青い箱)
それに気がついたのか、奥からここの社長らしき人が出てきました。


まず、ここに来た動機などを聞かれ、馬鹿正直に話すと、
社長がこの建物をひととおり案内してくれます。

ただし、写真等の撮影してHPにアップするのであれば、
1000円を支払う必要があります。
私的には写真に収めないと気がすまないので、1000円払います。

門の外でバイクを降りて撮影している人がいたのだが、
ソイツに向かって社長が鬼の如く「写真撮るな〜」と怒鳴って、退散させていました。

「自分が承知しないのに写真を撮るなんて、礼儀がなっていないやつはダメだ!
写真を撮る前に一言言うのが普通だろ!」と申していました。

こんな目立つ建物を建てておいて「外から写真を撮るな」なんて、それは難しい注文だと思いますが・・・



手前の建物が、メインの修理工場だそうです。
窓から怪しげな物体がちらほらと見えています。

今、ケネディ電気がイチオシしているのは、
有名ミュージャン、スネオヘアーが新曲「逆様ブリッジ」のPPVを、
ここで撮影したという事実だそうです。

YOUTUBE スネオヘアー「逆様ブリッジ」

ちなみにこの写真の布で覆われているのが、
PPV内で「ケネディ宇宙BOX」と称してでてくる物体です。



さらに進む。
屋外に並んでいる物体の説明、修理することの意味などが
社長の口からマシンガンのように語られます。


こんな物体とか。

私は普通の人に比べると写真撮影をこなしている方ですが、
この物件は正直あっちこっちにいろいろありすぎて構図に迷ってしまい、
なかなか良い写真が撮れません。


ここが社長一家のお住まいだそうです。
風呂の説明などをしているうちに、奥さんが出てきて、缶ジュースをいただきました。
奥さんも社長に劣らぬ、なかなかのルックスでした。


外のオブジェ等。

見てのとおりロケットやら宇宙船とかそんなものですから、
社長の話が世界、宇宙規模レベルになります。

とりあえずその日に社長が話されたことをかいつまんで箇条書きにすると・・。

○ウチの修理は物理的に直すだけじゃないから。
 聴診器を当てて、悪いところを調べてあげるんだ。

○店の名前の由来は、アメリカのケネディ大統領が、
 世界戦争の危機をまるくおさめたりする判断力を賞賛してとのこと。

○捨てられたものでもリサイクルすれば何にでも使える!
 たとえば冷蔵庫なんて水を貯めたり、物置に使えるだろ?

○初期のH2ロケットが数回失敗したが、
 ウチのロケットのアイデアをパクったら成功した、俺のおかげ!

○功績がみとめられてNASAからバッヂをもらった!
 そのほか、重要な役職の人が隠れて訪問してくるのが後をたたない。

○ここの敷地に入ったら、俺の店。
 だから客じゃなくて俺に話しをさせろ。

○TVロケで来たお笑い「やるせなす」の髪が短いほう
(たぶん石井ちゃんのことを指している)の態度が悪すぎて腹がたち、撮影が中断された。

○芸能人のサインは読めないから要らない!


眉唾にしか聞こえない話を社長は真剣に語っているのですが、
ウソに聞こえないのがポイント。
ウソをつく人間の話ってのはウソっぽく聞こえるのはよくあることですが、
この社長の話ってそういう雰囲気がしないんですよね。



信じるって難しいことですよね・・・。



修理工場内にて、ここの社長さんを撮影。


こんな感じの場所でした。
有名なB級スポット=B級スポット初心者向け、のような印象があると思いますが、
ここは例外。かなりの上級者向けです。

一番重要なことは、社長のペースに合わせて行動できること。
自分の都合で行動する、キレやすい、おちつかない、空気が読めない、
そういったタイプの人は社長の逆鱗にふれるかもしれません。
あくまでも社長のペースに合わせ、空気を読んで耳を傾けられる人のみ、オススメします。
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